読んだ本の感想など

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漫画『ONE PIECE』最終章手前までネタバレ感想

漫画『ONE PIECE』ネタバレ感想(最終章の手前まで)

 

 

今さらながら漫画『ONE PIECE』についてです。現在、最終章に向けて1ヶ月の休載期間中で、webで全話無料公開されているようです。一気に全話ではなく順番にということのようですが、そのニュースを知ってまた読み始めて、勢い余って電子書籍で全巻購入してしまいました。1巻から最新102巻まで全部。すごい昔に紙の本で購入していましたので、これでワンピースを2回買ったことになってしまった。

ところどころ抜けていたのですけど、これで一気に追いつきました。ちなみにヒトヒトの実モデル幻獣種太陽の神ニカというのはYahooニュースで知りました。え~~??って感じでした。リアルタイムで毎週読みながら知りたかったですね…。

というわけでワンピースの最終章手前の最新話までネタバレ有りで語ります。

この前、従兄弟の従業員と2人で韓国料理屋で飲んでいて、最初は仕事の話などをしていたのですけど、途中からひたすらワンピースの話でした。ヒトヒトの実モデル太陽の神ニカはほんとリアルタイムで祭りに参加したかったですねえ。ワンピース系のYoutuberの動画再生もニカの動画だけ再生回数すごいまわってますもんね。当時の祭りの大きさが伺えます。ちなみに従兄弟はリアルタイムで毎週ジャンプで読んでいたらしくて、油の実という予想に対して一番説得力を感じていたそうです。明かされる前の週の最後のコマでルフィの髪の毛がドロッとしていたり。作者があえてそういう考察系を外そうとしているフシもあるみたいで、予想できないオチにしてくる傾向もあるらしいですね。従兄弟は太陽の神ニカがもともとゴム人間だという設定に納得がいっていないそうですが。それについてはYahooニュースで知った私もいままでゴムゴムの実だったのに今さら別の実…!?って感じでしたね。無理がありすぎるんじゃ…って感じで。エネルの雷がゴムだから効かなかったのは何だったのか…という。どうやら最新の考察によると打撃と雷だけじゃなくて火も効かないとか、もっと色んなものがだいたい効かない体質なんじゃないかとか言われているらしいですが。うーーん。

これから最終章に入りますけど、ルフィが最強になってしまって、もうこれ以上戦う相手がいないですよね。黒ひげとかルフィがあっひゃっひゃ状態になったらワンパンでしょ。世界最強の生物カイドウを倒したのに。頂上戦争のような盛り上がりはもう無いのかなーと思ってしまいますね。もちろんそこを超える盛り上がりがあってほしいですけど。頂上戦争はルフィが「お前にゃまだこのステージは早すぎるよ」と言われて、だからこそオチが読めなくて最高におもしろかったですけど、今はもうルフィが戦ったら勝ちが確定してしまいます。ルフィのいないところで海軍vs革命軍とか、黒ひげvsシャンクスとか、そういう戦いくらいしか盛り上がりが無くなってしまったんじゃ…という悲しさはありますね。

ワンピースの正体やルフィの夢の果ては何なのか。これは本当に諸説あるみたいですけど、巨大や温泉説や巨大やワンピース(&ジョイボーイの出せなかったラブレター)説や莫大な黄金でルフィがそれを使って宝払いしたりオリンピックを開催したりする説なんかはどれもすごい説得力を感じました。こういう説を読んでいくのはめちゃめちゃおもしろかった。とはいえ、ワンピースについては見つけたら世界がひっくる返る莫大な宝というのが大前提にありますから、やっぱりレッドラインを壊して世界の海を一つにするような力(兵器)というのが一番しっくりくる回答な気はします。10年前か20年前くらいから言われていた説ですけど。魚人島から魚人を避難させたりしないといけないから条件が合わないと使えないという感じでロジャーは早すぎたと。ロジャーがラフテルで見つけた宝はワンピースとは別物のような描かれ方もありますよね。「おれ達は…早すぎたんだ ワンピースか…誰が見つけるんだろうな」「そりゃおれの息子だな!」これがラフテル後の会話ですし。ということはラフテルの「莫大な宝」は単にジョイボーイが残した笑い話的な何かで(温泉でもラブレターでも)、ワンピースはそれとは別のもの、何か条件が必要なものということになるのかな。ロジャーの時代より25年先のルフィの時代でないとダメというのは確定として。2つの王がそろうというのがきっと関係していて、片方の王がポセイドン人魚姫だということは、古代兵器にも関係している何か…という感じで。

ルフィとロジャーの夢の果てについても色々な説があるみたいですが、オリンピック開催説に説得力を感じています。あとは宝探しゲーム開催説もおもしろかったですね。ロジャーはきちんと夢を実現させて死んだということになるのが美しい。ただ、エースの「あいつは本気でやれると考えている」という台詞もありますから、ある程度実現困難なものなのだろうとは思います。そうなるとやっぱりオリンピック開催が一番すっきりするかなぁと思います。国も人種も関係なく皆で同じ条件で祭りだ~的な。

ワンピースの世界観が自由と支配の対立構造になっているというのは、なるほどな~と思いました。作中で奴隷制度とか人種差別について結構しっかり描かれていて少年ジャンプなのにすごいな~と思っていましたし。ルフィやロジャーはもちろん自由側の立ち位置なので、やはり最終的にルフィが成し遂げることが「国や人種で差別されることのない世界を作る」だというのがとてもしっくりくると思います。とっても自由だと思いますし。みんなで宴をするみたいなノリで。ワンピースの正体やルフィの夢の果てについても、そこにつながっていくような何かになるんじゃないかなと思います。

最新話で、体が女性で心が男性のキャラが男湯に入って、体が男性で心が女性のキャラが女湯に入ったりしていて、かなり現代的というか、踏み込んでいく姿勢みたいなものを少し感じました。もちろん20年以上前の作品なので古臭い男女観みたいなものも感じますけども。

 

https://www.youtube.com/watch?v=lv_N-ZnNsHU

この動画を見てディズニーにめちゃめちゃ行きたくなってしまいました。こんなにディズニーからいっぱいとっているとは知りませんでした。普通にディズニーランドもシーも行きたいですけどワンピースの聖地巡礼的な意味でも行きたくなりました。

最終章は、盛り上がってそうなら毎週リアルタイムで読んでいきたいなぁと思っています。でも少年ジャンプの他の漫画、もうほぼ知らないのですよね~。まぁ読んだら読んだでおもしろいかな~。

バチェロレッテジャパン シーズン2 エピソード3まで感想

バチェロレッテジャパン シーズン2 エピソード3までの感想

 

Amazon.co.jp: バチェロレッテ・ジャパン シーズン2を観る | Prime Video

 

バチェロレッテ2、始まりましたね。すごい楽しみにしてました。バチェラーもバチェロレッテも毎回好きですね。今回も夜ご飯を食べながら夫婦でのんびり見ています。

7月8日に公開されたエピソード1~3までについて、ネタバレ含めて語ります。

今回、エピソード3までの時点でかなりおもしろいですね。序盤はキャラクター紹介的なパートで中盤くらいからおもしろいというのがバチェラーの定番と思いますけど、想像以上に最初からおもしろかったです。残っている男性陣がいい人多そうな感じがします。

バチェロレッテについても、好感もてる感じですね。最初にプロフィール映像や経歴紹介を見たときは美人で会社経営してて完璧すぎて、これは参加者の中から相手が見つからないんじゃ…と思ったりもしましたけど。素直で明るい性格って感じで、好感持てます。バチェロレッテとしてふさわしい感じというか。バチェロレッテ1の人も別の意味でバチェロレッテにふさわしい感じはありましたけど。なんだか真逆なタイプだなぁと感じますね。エピソード3の時点ではまだまだ何もわかりませんけども。バチェロレッテ1の萌子さんはこの人は100%男性にモテないだろうなぁという感じでしたけど、バチェロレッテ2の人は100%男性にモテるだろうなぁという感じですね。モテるのが良い悪いの話ではなくタイプとして。バチェロレッテ1の人はお嬢様感がすごかったですけど、このバチェロレッテ2の人は人生の中でコミュ力を身につけてきた人って感じはしますね。きちんとモテてきた中でコミュ力をみがいてきた人というか。

歴代のバチェラーバチェロレッテは、参加者の人たちに対して本当にこのバチェラー(バチェロレッテ)と結婚したいと思っているの…?と問いたいシーンも多かったですが、今回は何となくみんな本気でこの人と結婚したいと思ってがんばってると思えそうな安心感があります。まぁまだエピソード3なので何とも言えないですけど。

男性陣についても、残っている人たちはみんなコミュ力があって良い人が多そうな感じがしますね。40歳の阿部さんが手紙を読んでいると思ったら1行しか書いてなかったというシーンはびっくりしました。感動しました。サプライズだった。

男性陣が仲良さそうな感じなのはとても良いですね。前回のバチェロレッテ1のときも思いましたけど。雰囲気良さそう。小出さんが呼ばれなかったときにみんな悲しんでるシーンとか、なんだか絆を感じましたね。あと、手際よく料理作ってる小出さんと長谷川さんが向かい合って話しているシーン、何のためにこのシーンをはさんだのかって感じでしたけどすごい雰囲気良かった。

マクファーくんだけはちょっと謎というか、視聴者視点ですごい嫌な人に見えてしまっていますけど…。6人のデートでずっと1人が手をつないでいるというのは引いてしまいますよね。バチェロレッテ側がそれを許しているのが謎というか。これがバチェラーだったらバチェラー側からちょっとさすがにって感じで離れそうな気がしますけど。6人の女子とグループデートしている間に1人の女子がずっと腕を組んでくるみたいなことですよね。その人が周りから嫌われないか心配で、居心地が悪すぎる。その人が嫌われるついでに自分も嫌われそうでこわいというか。

今回のデート内容もさすがAmazonという豪華さで、ランタンを飛ばすのも象と遊ぶのも気球に乗るのもすごかったですね。Amazonすごいなああって感じでした。これからのデートも楽しみですね。アクティビティ系のデートが多すぎてインドア系の人がちょっとかわいそうになるのはバチェラーあるあるですよね。

男性陣は、やっぱり長谷川さんが好感持てるなぁという感じですね。1話時点でAmazonが謎に尺多めにとっていて不思議でしたけど、いい人っぽい。今のところあまり深い会話シーンもなくってキャラクターもわからないですけど、終盤まで残る人なのかな。

24歳~26歳の年下組は、まぁどこかで脱落なのかなという感じはしますよね。さすがに結婚しそうな感じは無いというか。40歳の人も無いとは思いますけど。

なんか24歳のマッスルの人が口を切った当日に病院に連れていってもらえて幸運だった的な会話をしていましたけどAmazonすごいなと。なんか今回スタッフが映り込んでいるシーンが何回かありましたけど、たぶんものすごい数のスタッフの人たちで対応しているのだろうなぁと毎回思います。ランタン飛ばしたときの周りの人たちも下手したら現地のアルバイトスタッフか。

今後の展開予想は、26歳のジェイや何歳か忘れましたけど若そうなモデルの澤井くんは落ちていきそう。マッスルの人は顔と性格が良いからもう少し残しそうな気もしますけど終盤までは無さそう。経営者の田村さんという人は視聴者視点だといまいちキャラクターがつかめないのですけど、なんで残っているのだろう。長谷川さんも視聴者視点だと残っているのが謎ですけど、性格良さそうですし終盤まで残るのかな。鎧も外せそうですし。40歳の阿部さんは早めに脱落と思っていましたけど手紙はちょっと感動だったので落としづらそうですね…。美容師兼画家の人とダンサーの人は、話しているときにすごい楽しく盛り上がってそうな雰囲気はありましたけど、正直まだよくわからないというか。画家の人は消去法だと残りそうですけど、エピソード3までの時点で視聴者視点だと全然読めないですね。マクファーくんは視聴者視点では中盤で2on1とかで脱落がスムーズかなと思いますけどバチェロレッテ的には有りなのですかね~。もし終盤まで残るなら実は良い人と思えるような編集をAmazonにお願いしたいですよね。

エピソード3の時点では何とも言えないですけどこの先の脱落順を予想してみると、ダンサーの人、ジェイ、背の高い澤井さん、40歳阿部さん、美容師兼画家の人、マッスルの人、マクファー、田村さん、長谷川さん(結婚はしない。)

鯨井あめ『晴れ、時々くらげを呼ぶ』ネタバレ感想

鯨井あめ『晴れ、時々くらげを呼ぶ』講談社文庫 2022年6月刊

 

 

※小説の感想はすべてネタバレ有りで書いていこうと思います。

 

吉祥寺キラリナ7階の本屋で平積みの棚から買いました。知らない作者でしたけど、何か小説でも読むかーというノリで。最初はちょっと世界観に入り込めないところもありましたけど、かなりおもしろかったです。すぐ読み終えてしまいました。

最初は主人公のキャラクターや主人公とヒロインの関係性にあんまり馴染めなくて、世界観に入り込めませんでした。主人公の言葉遣いとか振る舞いがいくらなんでもひどすぎるというか。最初は主人公とヒロインの付き合っているのかいないのかわからない関係についても作者がどういう関係として描いているのかよくわからない感じでした。途中からは別に付き合っている設定ではないとわかりましたし、主人公が周りから嫌われないのは主人公補正なのだろうなということで納得しましたけど。

作中で色んな小説が紹介されているのはおもしろかったですね。実際の作家名で。読んだことあるものも多かったですけど、名前だけ知っていて読んだことないものも多かったです。

主人公が父親のことなどでモヤモヤしている感じや、ヒロインの世界中に迷惑をかけたかったという感じなど、思春期っぽくて共感できるキャラクターが多かったですね。プールに魚を放つとかも。

くらげが降ってくるというのも、最初は100%ファンタジー的な意味合いなのかなと思っていたのですけど、実際にくらげが降ってくる展開はおもしろかったです。リアリティを持たせるための理屈も作中にちゃんとあって。終盤の展開も納得感はありましたね。終盤は主人公&仲間たちに好感しかなかったですね。本を楽しみに待ってるという父親のメモ書きのシーンも良かったですし、最後はくじらが降って、ひたすらさわやかで良い終わり方だったなぁと思いました。