読んだ本の感想など

電車の中やカフェで読んだ本の感想などを。

漫画『呪術廻戦』ネタバレ感想

漫画『呪術廻戦』ネタバレ感想

 

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今さらながら漫画の『呪術廻戦』を全巻読みました。ワクチン接種のあとの予定入れていなかった期間に最新16巻まで、0巻も含めて、一気読みでした。

漫画って、2020年が過去最高の売上規模だったのですよね。ニュースで知ってちょっとびっくりしました。業界の規模が一時期下がっていたのが年々上がってきて、ついに歴代最高の売上高になったとか。私が子どものころ少年ジャンプがものすごく売れていて、ドラゴンボールのときに発行部数が何百万部とかいう時代だったと思いますけど、まさかあれを超えるくらいに漫画が売れる時代が来るとは、まったく想像つきませんでした。むしろ衰退産業なのかなくらいに思っていました。実際10年くらい前は衰退しかけていたのかもしれませんが。

そんなわけで少年ジャンプの呪術廻戦。ちょっと前に出張先のホテルで漫画図書館みたいなスペースがあって、そこで4巻くらいまで読んでおもしろかったので、電子版で一気買いしていました。最初は少年ジャンプっぽくない漫画だなぁと思っていましたけど中盤からはまさに少年ジャンプって感じだったと思います。

キャラクターが多くて、描かれていない部分までキャラクター間の繋がりや設定が細かく決まってそうな感じがとてもおもしろかったです。わくわくしながら読めました。強キャラとして名前が上がるのに出てこないキャラとか。過去にこういう出来事があってこの家がこうなっているとか、色々と設定がありそうなのが想像できる感じ。良いですね。

五条先生がさすがに最強すぎてストーリー的におもしろくないなぁと思っていたのですけど、中盤でしっかり封印されて物語から退場していきましたね。バトルに参加させたらストーリーが崩壊してしまうレベルですもんね。

バトルシーンについては、術式反転とかその辺の仕組みはいまいちわからなかったです。呪霊とか呪骸とかも、わかるようなわからないような…という感じで。スタンドバトル的な世界観ではなく、人間vs妖怪みたいな世界観ということですかね。その割にはバトルが完全に能力バトルで、位置を入れ替えるとか、ダメージがあべこべになるとか、そこらへん世界観が崩壊しているようにも思えます。めちゃめちゃ少年ジャンプっぽい感じではありますけども。ハンターハンターっぽい感じというか。でもバトルシーンは半分くらいに縮めて、その分ストーリーを進めてほしいなって思いますよね。ワンピースとかにも本当に思いますけど。

なんか、学生とか若い世代に最強クラスがかたまりすぎてる気がして、御三家とかどうなっているのだろうって思ってしまいます。たぶん設定は決まっているのでしょうけど。強い呪術師は五条先生が生まれてからどんどん生まれてきたという感じなのかな。

渋谷の街がそのままリアルに描かれていたのは、ちょっとわくわくしました。リアルな社会は普通にあってその社会の裏側で呪術師たちの戦いがあるという感じの世界観で、なかなか良いですね。渋谷ヒカリエとか井の頭線アベニュー口とか、全部そのまま名称が使われていて良かったです。でも新宿だけ新宿ボールペン街?みたいな名称になっていたのは何でだろう。

ちくまプリマ―新書『カラヴァッジョ≪聖マタイの召命≫』感想

宮下規久朗『カラヴァッジョ≪聖マタイの召命≫』ちくまプリマ―新書 2020年2月刊

 

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1600年くらいのイタリアの画家カラヴァッジョについての解説本。だいぶ前に購入していた本でした。時代背景の解説や、絵の内容について諸説ある部分の解説などなど。

カラヴァッジョは、私が一番好きな画家です。美術館が好きと人に言うとよく誰が好き?と聞かれるのですけど、いつもカラヴァッジョと答えています。もう5年~10年くらい前だと思いますけど、上野の国立西洋美術館でカラヴァッジョの展覧会があって、そこでカラヴァッジョを見てとても感動してしまいました。めちゃめちゃ良かったです。構図と表情が最高に良い。見ててわくわくするというかどきどきするというか、そういう絵が多いです。絵の中に物語を感じるというか、物語の中の一場面を切り取っている感じというか。カメラだったらよくこの瞬間にシャッター押したなぁという感じというか。というか100枚くらい連続でシャッターを押してその中で一番表情がセクシーな1枚を選んだ感じというか。

その上野のカラヴァッジョ展はカラヴァッジョだけではなくてカラヴァッジョの弟子や影響受けた画家みたいな人たちの作品も同時に飾られていたのですけど、作者名を見なくてもどれがカラヴァッジョでどれがカラヴァッジョじゃないかわかりました。表情にどきどきするのがカラヴァッジョでそうでないのは別の画家の作品、という感じでした。

という感じでカラヴァッジョを好きなので、こういう解説本も読んでいておもしろかったです。イタリアの礼拝堂に描かれた作品についての解説も多くて、私はイタリアへ行ったことがなくて一度も見たことがないので、いつかイタリアへ行って礼拝堂の中のカラヴァッジョ作品を見てみたいなぁと思いました。

聖マタイの召命という作品について、絵の中の誰がマタイなのかについて意見が分かれているというのは、なんだかおもしろいなぁと思いました。結構他の画家の作品でもそういうのを聞きますけど、記録が残っていなくて後世の人たちは推測するしかないというのはおもしろいですね。歴史のわくわくする部分って感じがします。

カラヴァッジョ展って、国内のどこかで毎年やってるイメージがあります。作品数も多くないと思いますけど、常にそのうちの何作かは日本に来ているってことなのですかね。でもまた都内で展覧会があったら行ってみようと思いました。

中公新書『得する会社員 損する会社員』感想

川部紀子『得する会社員 損する会社員』中公新書 2021年8月刊

 

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吉祥寺駅ビルのアトレ2階の本屋で購入しました。これはわかりやすくて良い本でした。

給与明細の読み方、社会保険株式投資確定拠出年金や積立NISAなどなど、網羅的に説明された内容でした。仕組みを解説するという感じで、とても読みやすい本でした。

表紙とタイトルを見ると、会社員の人向けの本だったみたいですね。本屋で買ったときも読んでいる途中もそこまで意識していませんでした。

ちなみに私は税理士なので、当然というか、この本に書かれている内容はすべて知っていました。というかこの本に書かれている内容のような話を人にするのが私の仕事というか。でも、だからこそ、本屋でこういうジャンルの本を見つけると、とりあえず手に取ってしまいます。今までの人生で何十冊もこの手の本を読んできたと思いますけど、たぶん今後も見かけたら買ってしまうと思います。プロからみても何かしら学びはありますし。例えばこの本では、お薦めするしないなどのバイアスをかけずに仕組みだけを解説するときの言い回しがとてもうまくて参考になるなと思いましたし、説明していく順番なんかもなるほどと思いながら読めて勉強になりました。色々と読んできた中でも、この本はとてもわかりやすくて良い本だったと思います。

ちなみにこの作者の方はファイナンシャルプランナー&社労士という職業の方のようですが、私もファイナンシャルプランナーの資格は取得しているのですよね。税理士という肩書でしか仕事していないですけど。なんか久しぶりに思い出しました。でも、もしかしたら年会費とかを払わないとファイナンシャルプランナーを名乗れないとかそういう仕組みだったかもしれません。年会費払ったことないかも。まぁそれはいいですね。

お金のことや税金のことについては、多くの人にとって知らない部分が多い話だろうと思います。そのための専門家だと思っています。お金や税金のことで誰かに相談しようと思ったときに私のような税理士が選択肢に入ればいいなぁという風に思っています。ちなみに税理士の利点は100%味方になれることです。営業したりも無いですし100%得になるように仕事していけるのが良いところです。こういう本をいっぱい読んで、良い伝え方、わかりやすい話し方を常に勉強していきたいですね。