読んだ本の感想など

電車の中やカフェで読んだ本の感想などを。

『何も知らなくても大丈夫! フリーランスの税金と経費と確定申告』感想

脇田弥輝『何も知らなくても大丈夫! フリーランスの税金と経費と確定申告』ソシム 2022年1月刊

 

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吉祥寺アトレのブックファーストで購入しました。脇田先生の本。脇田先生は同じ杉並支部の税理士の先生です。前は税理士会の野球部でお会いしていましたが、私が野球に顔を出さなくなってからはボーリングでたまにお会いするだけです。テレビに出たりもしている先生ですね。トーク力すごいと思いますし、講師の仕事もとてもうまいと思います。税務署や産業商工会館の講師の仕事は、私ではなく脇田先生が杉並区ナンバー1かもしれない。

私の中では脇田先生はコミュ力がすごい人という認識です。野球でご一緒していたとき、まだ私が独身だったころですけど、税理士会でも独身女性を紹介してもらっていて飲み会の場に女性が来るみたいなときもあって、ありがたかったのですけどすごい注目されて気まずい感じの飲み会になったときもありまして、そのとき脇田先生がうぇーいと場を盛り上げてくれて気まずくならずに済んだというようなことがありました。なので脇田先生に対してはひたすら感謝しかないです。脇田先生がいなかったら事故ってたみたいな飲み会がありました。

ということで、フリーランスのための確定申告の本。漫画形式と会話形式で書かれていて、読みやすくてわかりやすい本でした。「何も知らなくても大丈夫!」と表紙に書いてある通り、本当に初心者の人が読んでもわかるような趣旨で書かれた本だと思いました。専門用語の解説みたいな感じではなく、素直に読んでいってわかるような内容として作られていると感じました。簡単な言葉でわかりやすくという姿勢は私もそうしていきたいですね。

フリーランスと会社員でここが違うというような話が色々な観点から語られていたのも、わかりやすかったです。私も自宅兼事務所で個人事業主として税理士をしているのでフリーランスと言える立場だと思いますけど(従業員を雇ったりはしていますけど)フリーランスのメリットデメリットの話については共感や納得ばかりでした。

あと初心者の人向けと思ったのが、経費計上などの話でグレーゾーンには踏み込まず、完全にセーフな部分や完全にアウトな部分の紹介に抑えているところです。とてもフラットな立場というか、そういうところも誰にでもすすめられる本だなと思いました。

税理士事務所を開業して4年が経過しました

税理士事務所を開業して、4年が経過しました。もう開業5年目に突入です。とても早く感じます。

 




とっても歴史を感じますね。4年経過についても、同じように振り返ってみたいと思います。

開業4年目、はっきり言って3年目と特に変わることなく、安定した1年間でした。事務所も変わらず同じ賃貸戸建ての家で自宅兼事務所で、従業員も変わらずアルバイト2名、顧問先もほぼ変わらず法人20件くらい個人20~30件くらいです。少し増えましたけど、新規の紹介は断ってしまうことも多くて、微増に留まりました。売上も3年目と同じくらいになりそうです。開業してから毎年順調に拡大してきていましたが、ここにきて停滞というか、安定したという感じです。ちなみに1年目売上が100万いかないくらい、2年目が600万くらい、3年目が2000万超えるくらい、4年目も2000万超えるくらいです。5年目は今のままなら2500万くらいかと思います。

安定していると思います。不満はまったく無いです。満足度100%です。ただ、このままの感じで2~3年が過ぎていったら、いつか物足りなくなるのだろうなと思っています。新しいことをしたい欲望を抑えきれなくなるというか。別に今も毎年新しい仕事はどんどん来ているのですけど、開業1年目~3年目の時期と比べると、やはりというか、ルーティン的な仕事の割合が高くなってきていると思います。別にそこに不満はまったくないのですけど、自分の成長速度が低下してしまうのではないかという恐怖はあります。というか、もしかしたらもう私の人生で開業1年目~3年目くらいのレベルで成長することって二度と無いのかもしれないですね。もう年齢も40代ですし。ここから売上1億や10億を目指していくなら成長できるかもしれませんけど…。どうしましょうかね。ほんとに。

仕事は今年も変わらず週3~4日くらいしている感じです。さすがに2月3月は週6日仕事してましたけど。弥生会計の記帳支援サービスというものを導入してから自分の仕事量が減って楽になりました。以前は自分が入力していた会社も何件かあったのですけど、今はほぼすべて従業員&弥生会計にやってもらってます。従業員も自分で入力していたときと比べると仕事量が減って楽になっていると思います。従業員にはノートPCとスキャン機器を渡してテレワーク中心に仕事してもらっています。週2日のアルバイトの人で出勤は1日のみで、うちの事務所へ来てもらう週と、渋谷のコワーキングスペースで仕事してもらう週が交互にあるというシステムにしています。渋谷のコワーキングスペースは私も時間を合わせてそこへ行って仕事の報告を聞く、という感じです。

そういえば今年は、色々な顧問先へ月額の顧問料アップをお願いしました。開業1~2年目くらいに相場より低いと思われる金額で受けていた仕事も多くて、ずっとどうしたものかと思っていましたので、ようやく手をつけることができたという気持ちです。だいたいの顧問先は顧問料アップOKと言ってもらえました。2~3件くらい高くて厳しいと言われてしまったところもありましたけど…。これからは最初の契約のときにしっかり高い金額を提示していかないとなぁと思いました。もちろんその分、他の税理士事務所より良い仕事をするつもりです。

現在は戸建てに引っ越してきてから自宅兼事務所というスタイルですが、駅前に事務所を構えたいという気持ちは、ずっとあります。なかなか良い物件が見つからなくて実現していないのですけど。さすがに来年の確定申告明けくらいには多少妥協してでも物件を探していくかもしれません。自宅兼事務所だと従業員を増やせないというデメリットがとても大きいです。来客の応対なんかは今の家が最高なのですけど。

従業員は増やしていきたいです。最高にかっこいい税理士事務所を作りたい。私が20代30代のとき、税理士事務所でサラリーマンしてましたけど、どこの事務所も安月給ばかりでとても不満でした。この業界はブラック事務所ばかりだなぁと思いながら働いていました。結婚や子供は難しいだろうなという感じで。税理士業界に限らずこの国の社会全体がそういうところがあると思いますが。そういう社会を私の世代で変えていきたいです。次の若い世代は、普通に働けば普通に結婚したり子育てしたりできるような社会であってほしい。社会が良い形で持続していけばいいなと思います。私なりのSDGsです。とりあえずホワイトな税理士事務所を私が作りたいです。私1人だけで社会を変えられるとは思っていませんけど。

何のためにこの税理士事務所があるのかと問われたときに、この社会を良くするために税理士事務所を運営していると言いたいです。社会のために仕事をしていきたい。社会貢献と言うと献身的すぎる気もしますけど、良い社会のために、社会を良くするために、仕事をしていきたいです。そういう事務所を作りたい。社会から搾取せず、社会へ還元して、自分も従業員も社会もすべて満足できるような仕組みで事務所運営していきたいです。具体的なところはまだまだこれからなのですけど…。そのために、従業員を増やしてしっかりした事務所にしていきたいですね。

事務所は、駅から近くてお洒落な感じなのが理想と思っています。洗練されたオフィスビルという感じでも良いですし、緑あふれるカフェっぽい建物でも良いです。イメージとしては駅近くの1階で、道を歩く人たちから見てここにお洒落な税理士事務所があるなとわかるような感じで。中に入って顧客になってもらわなくてもよいのですけど。ブランド価値を高めるために、かっこいいと思ってもらいたい。という感じです。例えば事務所のエントランスや応接室で写真を撮ってインスタにアップできるようなというか。と言っても、税理士事務所へ行ってきましたということをインスタにアップするというのもおかしいかもしれないですね。自分でもそれはちょっと違和感しかないですね。

実際どんな事務所にしてどういう風に仕事をしていくのか、まだまだ未定です。こんな言いながら来年も再来年も自宅兼事務所で親戚のアルバイト従業員たちとまったりやってるかもしれませんし。

「バチェラージャパン シーズン4」最終話エピソード10まで感想

「バチェラージャパン シーズン4」最終話エピソード10まで感想

 

Amazon.co.jp: バチェラー・ジャパン シーズン4を観る | Prime Video

 

バチェラー シーズン4、最終話まですべて見終わりました。正直エピソード9までは、うーーんという感じでしたけど、エピソード10の最後の座談会の回まで見たら、最終的にはちょっと感動できました。

今回もバチェロレッテのときと同じく夫婦でお酒を飲みながらあれこれ語り合いながらの視聴でした。楽しかったですね。

 

※バチェラー4、最終話まですべてネタバレで語ります。

 

今回のバチェラー4、正直バチェロレッテと比べると話の内容が薄い感じがしました。印象に残るエピソードが少ないまま終盤まで進んでしまったというか。参加女性陣のこともあまりよくわからないまま進んでいく(そしてよくわからないまま落とされていく)という感じがありました。女性陣については、座談会を見ても特別に印象に残る感じが無かったというか。医者の人はもっと尺があればおもしろそうなキャラクターと思いましたけど。Amazonの編集のせいかな。たぶん他の人たちも実際はおもしろいキャラクターだったりするのだろうとは思います。

今回の内容が薄く感じたのは、やっぱりバチェラーのコウコウさんのキャラクターですよね。男子大学生みたいなノリで飲んで酔っ払ってキスしてフラれて。こんなバチェラーは見たくなかった的な。ずっと浮気の言い訳みたいな会話を女性陣としてたエピソードとかありましたもんね。最後3人になったときも藤原さんが本命ぽかったですけどフラれて薔薇を渡せないという展開で、悲しい展開でしたね。バチェラーが選ぶ側なのに。残った2人の誰に薔薇を渡しても微妙というか、気まずいというか、この人にフラれたからこの人へ行ったみたいになるんじゃないか…と。

秋倉さんは、友達枠というのがずっと微妙に思ってました。そもそも友達枠って要るのかな?というか。それなら合コンでいいじゃんというか。まさか最後まで残るとは思わなかったですね。なんか序盤のうちは「よく一緒に飲む仲間内の1人」くらいの近しい感じというような紹介のされ方だったと思うのですけど、終盤になると「4年前に1回会ったけどそれ以来会ってない2人」みたいな関係で紹介されていて、あれ?って感じがありました。そんな関係なら「ハオハオ~」なんて言わなくない?って思いましたけど…。なんか今回のバチェラー4はAmazonの編集パワーを感じるところが多かった気がします。藤原さんとか序盤はモブキャラで中盤以降は元彼の話しかしない人みたいになってましたし。キャラクターとしての魅力が0すぎる…。家族仲も良くなさそう(まぁ普通の母娘なのかな)でしたし。さすがにAmazonの編集のせいな気がします。

最後の2人に残った休井さん、めちゃめちゃかわいかったですけど、こんなあざとかわいい系の人を最後に選べないですよね。そういう系の人が好みなのか?って周りから思われちゃいますもんね。ビジネス的にまずい。ほんとに結婚するなら別に良いかもしれませんけど。

でもコウコウさんは、終盤で女性陣の実家へ行ったときの振る舞いは、とてもスマートでかっこよかったと思います。きちんとビジネスモードに切り替わっていて、お父さんお母さんたちとの会話も気配りがあってうまくて、濃い時間ができあがっていたと感じました。インタビュアーとしてお父さんお母さんのエピソードもきちんと引き出して、仕事のできるビジネスマンって感じがしましたね。エピソード1からこの濃さでやってほしかったというか。ビジネスのときはスマートだけど、かわいい女子たちを前にするとデレデレしてキャバクラに来てるおっさんみたいになっちゃうということなのだろうか。

エピソード9で杉ちゃん&ローズくんが出演したのはちょっとわくわくしました。シャンパンを思いっきりこぼしてたのは笑った。なんか、バチェラー4が薄いといっても、バチェロレッテの杉ちゃんがすごすぎただけかもしれないですね。杉ちゃんが濃すぎた。

あとは、バチェラーという番組もだいぶ年数を重ねてきたので参加女性陣もどういう番組なのか理解して参加しているのでスマートに積極的に行動していて、その結果として内容が薄くなってしまっているというのもあるのかなと思いました。バチェラー1や2のときは参加女性陣も手探りというか、普段何もしなくてもモテてきた人がどう振る舞えばいいかわからなくて変な行動を取ってしまうみたいなことが多かったと思いますけど、もうそういうシーンは少なくなってますよね。普通にスマートに自分のことが(視聴者にも)アピールできるように振る舞えるようになってきたというか。パンを焼いてきたり手紙を渡したりって、すごいスマートですけど番組としては薄いですよね。

とはいえバチェラー5にもバチェロレッテ2にも、めちゃめちゃ期待してます。楽しみですね。