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映画『ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2017』感想

文化庁委託事業『ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2017』

http://www.vipo-ndjc.jp/

 

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web広告で存在を知って、ちょうど行けそうだったので観に行ってきました。有楽町スバル座という映画館で1週間限定で上映されていました。有楽町スバル座も初めて行ったのですけど、日比谷駅を出てすぐで、渋谷から15分くらい?で行きやすいですし、日比谷・有楽町の雰囲気も良くて、また行きたいですね。東京駅の丸の内側へも歩いて近いみたいですけど、この日は夜21時くらいになっていたので日比谷駅からすぐ帰りました。

5つの30分映画の上映と、上映後にそのうちの1つの舞台挨拶という流れだったようです。私が行ったときは「さらば、ダイヤモンド」という映画の監督・俳優さんたちの舞台挨拶の日でした。座席は完全に自由席で、3分の1くらいが埋まってる感じでした。私は真ん中の方の一番端の座席に座ったのですけど舞台挨拶があるなら前の方に座るべきだったかなとちょっと思いました。ちなみに3月1日(木)だったのですけど、映画の日?(毎月1日?)だとかで、1,100円になっていました。ただ、もともと1,200円らしいのでお得感はまったくなかったですね。

さてさて。5つの映画の感想を上映順に書いていきます。たぶん上映順は日によって変わるのだろうと思います。その日の舞台挨拶の映画が一番最後に上映されるようになっているのだと思います。

 

「トーキョーカプセル」齋藤栄美監督

これが一番おもしろかったです。30分あっという間でした。最後の終わり方も綺麗で、満足度高かった。主人公のぼんやりした雰囲気で痛々しさが中和されていて、見やすい作品でした。全体的に、負の雰囲気が柔らかく表現されていた。深夜のクラブのあとに渋谷の街をダッシュするシーンも、物語的には負から正へという転換点なのでしょうけど、劇的な感じでもなくのんびりした空気のまま物語が進行していくのがとても良かったですね。終わり方も、主人公も端っこのカプセルに泊まっていた男子も前向きな感じの結末で、良かった。

あと、カプセルホテルに一度どんなものか泊まってみたいなーと考えていたこともあったのですけど、映像で見るとめっちゃきつそうですねこれは。絶対居心地悪そうだし眠れなそう…。ロビーとか臭そう。

 

「カレーライス Curry and Rice」奥野俊作監

全編白黒の作品で、昔の大泉学園の街が舞台なのかな?と思いきやスマホみたいなのを持っていたり、謎な世界観でしたね。でもたぶん50年前とか100年前とかが舞台なのかな。謎の世界観でしたけどおもしろいと言えばおもしろかったです。

 

「もんちゃん」金晋弘監督

もんちゃん役の子の演技力が神がかってましたね。最後は釣られて泣いてしまった。ほんとにすごかったです。あとは、作中のファッションセンスがめちゃめちゃかっこよかったですね。お父さんのはさすがに上下かっこつけすぎじゃ…?って感じでしたけど、ままごと遊びをした女の子のファッションはすごい良かった。

 

「化け物と女」池田暁監督

とても不思議な雰囲気の映画でした。なんというか、4コマ漫画をそのまま実写化したみたいな? 正直途中でだれてしまって30分は長いなと思ってしまったのですが、雰囲気おもしろかったです。

 

「さらば、ダイヤモンド」中川和博監督

話は本当にべたべたな感じでしたけど、主役の人が背高くて鍛えていてかっこよかったですね。体型的にほんとにそれっぽい雰囲気があって。あとは、映像がとっても綺麗でした。野球場のホームベースからセンター方向を眺めるシーンとか、そのあとの海岸の朝焼けのシーンも、美しい映像でした。

 

という5本の映画と、そのあとの舞台挨拶で、18時15分開始で終わったのは21時くらい?でした。いまいちどういうものか知らずに観に行ったのですけど、こういう短編映画の連続も新鮮だなぁって感じでした。

有楽町スバル座という映画館も、雰囲気良かったです。空いていて、綺麗で、待合室の椅子の数も多くて。機会があればまた行きたいですね。