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『究極の純愛小説を、君に』ネタバレ感想

浦賀和弘『究極の純愛小説を、君に』徳間文庫 2015年6月刊

 

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※小説の感想はすべてネタバレ有りで書いていこうと思います。

 

最近twitterで紹介されていて興味を持って購入。

手にとったとき、まずその分厚さにびっくりでした。

この作者の本は完全に初めてだったのですが、唐突に殺人が出てくる物語展開もおもしろく、最後まで楽しく読めました。これ犯人いないじゃん…って感じで、気持ちよくだまされました。最初ずっと顧問の先生の性別が語られなくて男なのか女なのかって思いながら読んでいたら男だった(+殺人者だった)→からの作中作でしたオチで。そんなんありかよーとも思いましたけど、まぁ気持ちよくだまされたので満足です。

作中作の中にまた作中作があるというちょっと複雑な構成がおもしろかったです。さらにこの小説全体が作中作みたいなものだという。何度か読み返しながら読む感じでした。文章どこかに変化があるのかなーとか。

主人公2人が童貞処女であれば殺されなくなるから純愛小説であるべきっていう展開も、意外と(?)説得力を感じました。予想外の展開が来たな~っていうわくわく感がありました。

ちょっと謎だったのが、作中で浦賀和弘という作者と同名のキャラ(作者本人?)が出てくるところです。この作者の本はこれが初めてだったというのもあるかもしれませんけど、よくわからない内輪ノリみたいなものを感じてしまいました。キモかった。

あと、今2017年はAIが小説を書いたってニュースも普通に出てきていますけど、この本が出版された2015年当時はAIが小説を書くということは夢物語のようなものだったのかなぁと考えました。作中でものすごいファンタジー扱いされていて。

技術の進歩ってはやいものですね。