読んだ本の感想など

電車の中やカフェで読んだ本の感想などを。

朝日新書『アパレルの終焉と再生』感想

島健輔『アパレルの終焉と再生』朝日新書 2020年12月刊

 

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アパレル業界の現状や問題点やコロナ後の展望などについての本。なんか文体がアルファベットやカタカナ多めで、微妙に読みづらいというか、簡単なことを複雑に書いてる感じの文章でした。アパレル業界のお洒落なのかもしれないですけど。

アパレル業界については、コロナで業績が悪化とかそういうニュースをよく見ますね。これからどうなってしまうのか心配です。この本によるとコロナ前から業界的に行き詰っている部分は多かったそうです。百貨店との契約内容の大変さだったり、売れ残り在庫の処分に困っていたり、ECへの対応が遅れていたり、販売員の将来設計が難しかったり、などなど。

私は昔から百貨店ユーザーなので、ファッションについても百貨店に入っているブランドがずっと好きです。学生時代からずっとタケオキクチ信者で、私服もスーツもだいたいタケオキクチで買ってました。今もタケオキクチはかなり愛用していますけど、スーツはダーバンで買うようになって、あとは私服系はブラックレーベルやランバンコレクションもたまに買っています。

去年車を購入してからアウトレットによく行くようになったのですけど、今まで百貨店で買っていたものとまったく同じものが半額くらいで売られていることもあって、なかなか衝撃でした。アウトレットってまったく行ったことがなかったので全然知りませんでした。もう買うのはアウトレットでいいかもしれないと思っています。百貨店のタケオキクチで5~6万で買ってもらったコートが数ヶ月後にアウトレットで70%オフとかで売られていたり、ダーバンでいつも買っている15万くらいのスーツがアウトレットだと6~7万くらいになっていたり。これは百貨店で買う人がいなくなるんじゃ…と思ってしまいました。まぁ百貨店は近いという利点はありますけど。

アウトレットって買い物しなくてもすごい楽しいですよね。安くなっているわくわく感もありますけど、百貨店よりも気軽に色んなブランドを見て回れる感じがとても良いです。あっという間に時間が経ちます。御殿場アウトレットとか普通に一日過ごせるレベルだと思います。でもダーバンは酒々井アウトレットに行かないとなくって、ブラックレーベルは軽井沢アウトレットにしかなかったという悲しみです。そういえばアウトレットでタケオキクチの隣に必ずアンタイトルという店があって、全然知らない名前なのでスルーしていたのですけど、この本でワールドのアウトレット用の店舗だということを初めて知りました。次からしっかり入ってチェックしていこう。

ポプラ新書『地獄の田舎暮らし』感想

柴田剛『地獄の田舎暮らし』ポプラ新書 2021年3月刊

 

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最近はまた色んな本を読んでいます。やっぱり読書は良いですね。

これは地方へ移住した人が移住の大変さについて語る本でした。なかなか新鮮で読んでいておもしろかったですけど、ほんとうかなぁという感覚はどうしても生まれました。きっと本当なのでしょうけど、いまいち信じられないというか。移住先に馴染めない系の話が多かったですけど、そもそも隣近所の人と話をしたりコミュニティに参加すること自体がいまいちピンと来ないというか。たぶん私が子供がいないせいだと思いますけど。私はいま杉並区高井戸の戸建てに住んでいて、隣近所の人たちは本当に感じがよくて丁寧な人たちばかりですけど、会話はしたことがないです。挨拶だけですね。どんな仕事をしているのかも、家族構成も知らないです。子供がいないせいかな…。でも私がどこか他の街へ引っ越したとして、例えば地方移住したとしても、隣近所の付き合いは特にしないと思いますけど…。地方移住を考えたことはないですけども。

本の中では移住するなら別荘地が周りとの距離感などがちょうど良くてオススメされていました。別荘地は、ちょっと前に車で軽井沢へ旅行で行ったときに別荘地エリアを通り抜けたことがあります。庭が広くて大きな家ばかりで、でも人の気配がなくって、不思議な空間でした。コンビニやスーパーは周りに全然なくて、というかどこか行くのも歩いては行けないだろうなという雰囲気で、ここに住むのはちょっと…と正直思ってしまいましたけど。でも一度くらいは民泊で泊まってみたいなぁとは思いました。

田舎へ移住というのはコロナでテレワークが当たり前になって脚光を浴びた印象ですけど、ずっと前から普通にあったのですね。でも、コミュニティがあってそこに入らないといけないとすると、合えば良いですけど合わないと地獄だろうなぁとは想像できます。合ったとしても何かトラブルがあったときに地獄になりそうですよね。

 

全然関係ないですけど田舎暮らしと言えば。↓「りんの田舎暮らし」。本の中では若い女性はとても歓迎されるという内容がありましたけど、このYoutuberりんさんも移住先で歓迎されているのだろうと思います。

22歳で倒産!貧困家なし生活をしていた私が移住するまでの1か月。田舎暮らしに憧れて。沙耶香さん彩さんに影響されまくり🌳 RinJapanesecountry lifeEnglishsubtitles - YouTube

 

苦手なことほど試行錯誤する、結果得意になる(こともある)

確定申告の期間中はいそがしくてブログを更新する余裕もありませんでした。いそがしいのはよくないので、来年の確定申告期間はブログ更新するくらいの時間的余裕を持って仕事していきたいですね。

これからは短い記事でも定期的に更新していきたいと思います。

事務所サイト内のブログの方は税理士事務所の公式ブログという位置づけと思っていますので、なるべくオフィシャルなことだけ書いていくべきと考えています。こちらの読書ブログは趣味のことでも何でも書いていきます。

ということで、ずっと社会人生活を送ってきて実感していることについて書いていきます。苦手なことほど試行錯誤する、結果得意になるという話です。もちろん苦手なままではいけないと本気で試行錯誤した結果ということだと思いますけど。

私の場合、それがコミュニケーション能力と、マネタイズ能力でした。どちらも人より圧倒的に苦手で、うまくいかなくて、でも何とかしないと生きていけないと悩んで試行錯誤した結果、得意と言ってもいいんじゃないかというレベルにまでなったと思っています。

コミュニケーション能力については、この社会で人とかかわって生きていくのが苦手というか無理というか、そういうレベルでした。不登校でしたし。恥ずかしすぎて人と話せないとかそんな感じでした。20代で社会人になったときも全然うまくいかなくて、というか学生時代のアルバイトのときからそうでしたけど、同僚とも先輩後輩ともいまいちうまくコミュニケーションとれず、得意先の人とはもう1ミリもコミュニケーションとれず、上司ならギリうまく話せるくらいでした。やっぱり自分に社会人は向いてないなーとものすごく思いました。ちな年収250万円くらいだったと思います。もうこのままだと生活していけないと悩んで、色々と自分なりに考えた結果、人とうまく話すメソッドというようなものがいくつか出来てきました。例えば、人と話す前に自分はこの人のことを好きだ好きだと自己暗示をかける、とか。そうやって色々と真剣にガチった結果、今では割とどんな人とも楽しくしゃべれます。飲みの席のオヤジギャグ的なノリだけはいまだに苦手なのでそういう飲み会だけはなるべく回避したいですけど。人生の目標とかいつも何を考えて生きているのかとか今日何を感じたかとかそういう話だけをしたい。だから1対1で話すのが一番好きですね、今も。ちなみに心理学的なテクニックを使って仲を深めるみたいなせこい手は一切使わないと心に誓っているので相手がグラスを取ったタイミングでグラスを取ることは無いですし自分がグラスを取ったタイミングで相手がグラスを取ると「やってんな」と思いますし(でも嫌いじゃないですけど)無意識かと期待することは無いです。そういう人間ではない。

次はマネタイズ能力について語ります。昔からお金を稼ぐというかお金を要求することが苦手でした。だから年収250万円とか300万円とかでサラリーマンやっていたりしたわけですけど、30歳を超えて、税理士試験に受かってからの話ですけど、そろそろ結婚したいなと思いまして、そのためには年収を上げないといけないなと思いました。この年収だととても結婚なんてできないなと。独立開業したあとも、お金を要求するのが苦手で、とても困りました。みんなよくそんなに高い金額を請求できるなぁとか、そういう風にぼんやり思っていました。それでも、しっかりお金を請求して売上を伸ばしていかないと収入も増えませんし結婚もできませんので、また真剣に色々と考えました。もちろん全力で仕事をするというのは大前提ですけど、それだけで収入が増えるとは限らない。ということで、苦手だからこそシステムとして構築していこうと試行錯誤していって、結果として、今はだいぶ稼げるようになりました。ちなみに、キャラクターで商売している人間のマネタイズ戦略はマネタイズについてドヤらないことだと思っているので、マネタイズ戦略についてブログやTwitterなんかで語ったことは無いですし、これから語ることも無いです。

というか、もう無事に結婚しましたので、これ以上はマネタイズとか考えなくてもいいのかもしれないですね。これ以上収入も要らないですし。ほんとに。

いやでも事務所をもう少し大きくしていって従業員を増やしていくならもうちょっと戦略が…。かもしれません。