読んだ本の感想など

電車の中やカフェで読んだ本の感想などを。

ポケモンGO「井の頭線各駅停車レベリング」

井の頭線各駅停車渋谷駅(吉祥寺駅)スタート → 吉祥寺駅(渋谷駅)ゴールで、ちょうど30分ちょい。
たまごの効果30分の間でポケストップを30~40回ぐらい回せます。
井の頭線は17駅で、井の頭線の各駅ごとに2~3個ずつポケストップが有り、速度が遅いため駅間にあるポケストップもある程度は回せます)
おこう使用で、ポケストップ回している以外の時間は常時ポケモンバトルし続けている状態でした。
(もしかしたらおこうを使わなくても常時バトル状態は可能なのかもしれません)


↓細かいメモ↓

渋谷スタート時 …… レベル8の経験値5000。
吉祥寺ゴール時 …… レベル10の経験値2000。
レベル8が8,000までで、レベル9が9,000までなので、これで合計14,000経験値を稼いでいます。
ただ、途中で進化を3回行なっています(初進化含む)ので、それをしなかったとすると10,000経験値ぐらい。ちなみに進化3回は永福町駅急行待ち(3~4分くらい)で手持ち無沙汰なタイミングで行なっています。
そして新規ポケモンゲットの500ボーナス(2倍で1000ボーナス)が2~3回入っていますので、新規ポケモン0だったとすると7,000~8,000経験値くらいという計算になります。
課金アイテムはおこうとたまごを使用。ルアーは使用していません。
動きの基本はポケストップ最優先です。10秒程度で50経験値(2倍で100経験値)なので、一番おいしいと思われます。回した瞬間×押しですぐ次へ(アイテムは全部もらえます。) 各駅ごとに複数のポケストップがあるので、駅に近づいたらまずはストップ回し、そのあとポケモンとバトル、という流れです。駅と駅の途中のポケストップも井の頭線の速度なら結構普通に回せます。駅の途中でポケモンが沸いてクリックでバトル突入も普通にできました。
30分間常時バトルし続けてる状態でした。

あと、一番渋谷寄りの車両に乗れば永福町駅ジムの範囲にたぶん届きますので急行待ち時間でジムバトルということも可能かもしれません。私はその時間は進化タイムでしたけど。

すごくおおざっぱに言って(進化分は除外して)30分あたり経験値10,000。
回したポケストップの数はたぶん30~40回くらいなので、ポケストップ回しで3,000~4,000経験値程度を稼ぎ、残りを狩りで稼いだということになります。
30分間でポケストップをなるべく多く回しながら常時狩りし続ける、というのがこのゲームの効率的なレベリングだと思います。その条件を満たせるのはやはり電車の車内、特に速度が遅く駅間隔の短い井の頭線各駅停車は、理想的です。(たぶん日本全国のどこかにはさらに効率良い路線もあるでしょうけど…バス路線とかで)

これを休日に何往復も行えば(定期券前提ですけどまぁ改札出入りしてお金払っても安いですかね)レベル20くらいまではすぐ到達できそうですね。そこから先は必要経験値が跳ね上がるみたいなので時間かかりそうですけど。
……そもそも井の頭線各駅停車を何往復もする休日の過ごし方ってどうなの?というつっこみもあるかもしれませんが。


そんなわけでポケモンGOの話です。
私は7月22日金曜10時ごろの配信開始直後にダウンロードしたのですけど全然レベルが上がってないのですよね。
今まだレベル10です。

私の場合、ポケモンを収集したいというより、他プレイヤーとがんがんバトルしたいのですよね。しかしまともにバトルしようと思ったらレベルを上げていかないといけない。今の時点でもうCP1,000越えポケモン所持の人たちが各地のジムにいますし。

すごく痛感しているのですけど、私にとって、このゲームの最大の問題は歩きスマホが恥ずかしいってことなのですよ。
「あ、この人ポケモンだ」みたいに周りの人たちから思われてしまう。別にいいと言えばいいのでしょうけど、私の精神に難があるのか、苦手なんですよね。そういうのが。
そこで何とかして恥ずかしがらずにポケモンGOをやる方法は無いものかと考えてたどり着いた手法(大げさですが…)が、「電車の中でポケモンGOする」というものなのです。
電車で座席に座ってスマホを操作しているとなると、一気に自然な感じになりますよね。おかしくない。うん。下から上へスワイプしてる姿はポケモン丸出しでしょうけど、まぁそれぐらいなら、移動中に試しにどんなものかやってみてるだけですーって顔ができる。たぶん。

でもこのゲームって、ソロでやるよりサークルみたいなものを作って複数人で遊ぶ方が効率良さそうですよねぇ。全員同じ色にしてジムを複数人で攻略したりできれば強そう。私は当然ソロプレイヤーなので今後も休日中心に一人でこつこつレベル上げしていこうと思います。
課金アイテムで経験値10倍とか出してほしいなぁ。

『ブラックバイト』

『ブラックバイト』今野晴貴 著 岩波新書 2016年4月刊


ブラック企業」の人の新刊でした。

ブラック労働の中の大学生アルバイトの事例に特化した内容の本です。
今の大学生って、過去最高に真面目で明るくてコミュ力高い世代だと思います。それを変な環境ですり減らしてしまうのは、罪だなぁと思いますね。社会の大罪と言っていい。

なんかもうフィクションかな?と思うような事例が本の中で並んでいますけど、温野菜のパワハラすき家のワンオペも普通にニュースになってましたし、どれも事実なのでしょう…。
こういう話に対してはバイトなんだから嫌なら辞めたら?という考えが私も素直に沸いてきてしまいますけど、企業の方は辞めさせないための手法をあれこれ駆使してくるという。なかなかおそろしい世界ですね。
そもそも嫌なら辞めたらって言ったって、また履歴書を書いて面接に行ってバイト仲間の輪に入って…って相当めんどくさいですもんねぇ。

吉祥寺駅徒歩圏内に飲食・小売のお店が500店とか1,000店とかあるとして、それぞれのお店で複数のアルバイトの人たちが働いているでしょうから、何千人とかのアルバイトの人たちが今この瞬間も吉祥寺駅周辺でお仕事がんばっているわけですよね(お疲れさまっす)そう考えると中にはブラックな環境で消耗している人たちがいたとしても、おかしくない…のかな。
でも消費者としての私の体感から言うと、飲食店も服屋も本屋もカフェも、働いてる若い店員さんって本当にどの人もめっちゃ感じが良いです。改めて考えるとすごいなって思いますけど。ブラックな環境で働いているようには見えないなぁ。見えないだけで皆それぞれ闇を抱えているのかもしれませんが…。
というか何かブラックなお店がぱっと見てわかるような能力でもあればいいのになって思いますね。禍々しいオーラを感じる的な。そしたらそのお店は回避するのですけどね。

作中で指摘されていた「正規・非正規共通の下層労働市場が形成されている」という話は、その通りに思えます。
コンビニなどのフランチャイズのシステムって、本部中心のピラミッド構造で、下へ下へと損失をかぶせていくシステムになっていますよね。店にいっぱい仕入れさせて廃棄させて、店は店長自らレジに立ったりバイトの数を減らしたりして人件費削って、みたいな。そのシステムの下流の方の層はまさに作中で言われる通り「下層労働市場」なのだと思います。何とかしないと国がやばいレベルの大問題ですよね。

この手のブラック企業問題を経営者視点で考えてみると、例えば時給2,000円で雇うべき人材を時給1,000円で雇えたとしたら差額の1,000円が利益になるからおいしいですよね。しかしただ単純に「2,000円の仕事を1,000円でやってね」と言って呼びかけても誰も集まらないです。そこで例えば「お金ではなく感謝の気持ちを集めていけば人間は幸せになれるのです!」といった感じの理由付けが必要になってくるわけです。このこと自体は別に良いことでも悪いことでもないと思います。お金ではなくありがとうで家族を養っていこうと考える人がいたとしても別にその人の自由だと思います。ただ、やはりそういうことは身内だけでやるべきだろう…って思いますよね。どこか山奥にでも施設を建てて。街でおおっぴらに行なうのはやめてほしいな。

『もう親を捨てるしかない』

『もう親を捨てるしかない』島田裕巳 著 幻冬舎新書 2016年5月刊


現代日本って老人天国ですよね。いや老人地獄というべきなのかな。老人にしがみつかれて溺死しかけてる。

この本はそんなマクロ視点の話ではなく、もっと一個人として親の介護などをどうすべきかという内容の本でした。どうすべきかというか、自分が死にそうになるくらいならするなという内容です。極端だと思いますけど一理あるなとも思いました。

この本の副題は「介護・葬式・遺産は、要らない」
本の題名と並んでなかなか刺激的な言葉ですよね。
各章のタイトルも刺激的な感じで、ユーモアを感じます。言葉のセンスがすごい。

第1章 孝行な子こそ親を殺す
第2章 日本人は長生きしすぎる
第3章 就活はなぜ無駄なのか
第4章 親は捨てるもの
第5章 とっとと死ぬしかない
第6章 もう故郷などどこにもない

今こうして羅列していっても改めて実感できましたけど言葉にとても気を使ってる感じがエンターテイメント感あって、安心して読める本でした。文章読みやすくって。

たまに見る介護殺人系のニュースってほんと重苦しい気分になってしまいますけど、やっぱり他人事だと言えない感じがするせいですかね。あとは介護離職とか。親の介護をしていたら気づけば○○歳独身ですとか。私は介護してなくても独身ですけど。

うちの親はまだ健康なのですけど、というか健康おたくなのか知らないですけど実家行くたびに違う健康法に手を出していて笑いますけど。この前は旧石器時代健康法というものを実践していたようですけどきっと今はまた別の健康法を実践しているのでしょう。とても健康的ですよね、別に皮肉じゃなく。しかし親がいつまで健康でいるのかはわからないわけです。全然関係ないですけど80歳くらいのおばあちゃんに この前「自分の寿命ってそろそろわからないものなの? あと何年何か月後に死にそうだなーとか」と聞いたら「それは何歳になってもまじでわからない」と言われました。(「まじで」って単語は使ってなかったかもしれませんけど) 80年も生きていても自分がいつ死ぬかわからない、というのは結構衝撃ですよね。人はいつまで経っても神になれないのだなぁというか。

なんか話がそれてますけど、もし自分の親に介護の問題が発生した場合どうするかというのはやはりどこかで考えておくべき問題なのかもしれないですね。介護離職はとてもできないので(仕事が楽しすぎるから)どうするか。もう親を捨てるしかない?いやぁそうは言われても自分の親を捨てるってのもねぇ。しかし捨てないとするとお金で解決するしかないわけですよね。がんばって稼ぐしかないなぁ。