読んだ本の感想など

電車の中やカフェで読んだ本の感想などを。

竹本健治『涙香迷宮』ネタバレ感想

竹本健治『涙香迷宮』講談社文庫 2018年3月刊

 

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※小説の感想はすべてネタバレ有りで書いていこうと思います。

 

大賞受賞作ということで、どこの本屋でもずらーっと平積みにされていた小説。買って読み始めてから知ったのですが、シリーズ物の新作という位置づけの本でした。これはもう本業界のダサいところが出てるなぁって感じなのですが、表紙や帯ではシリーズ物だということが一切隠されているのですよね。まじで一言も書いてないです。そういうことを書いたら敬遠されて売れなくなるということで隠しているのでしょう。とにかくこの1冊が売れればそれでいいって感じの売り方をしてきますよね、本業界は。消費者の満足度を高めようという視点も無いですし、消費者と長く付き合っていくための気配りなんかも無いです。内輪向け業界って感じですね。別に私はそういう業界だと知っているので特に問題はないのですけど。世の中詐欺みたいな売り方している業界は多いですからね。銀行とか携帯会社とか。本業界なんてかわいいものですね。

ということで、まず読み始めたときにシリーズ物の続編だったということが衝撃でした。作中のミステリよりこっちの叙述トリックの方が衝撃度高いという。主人公にもヒロインにも説明が無いまま話が始まっていき、結局最後まで主人公とヒロインが何歳くらいでどういう関係なのかわからないまま終わってしまいました。

完全パングラムの「いろは歌」という題材はとても興味深かったです。よく作ったなぁと本当に思いますし、最初の文字がそれぞれ違う48個のいろは歌から自動的に49個目のいろは歌が作られるというのも、めちゃめちゃおもしろかったです。この辺はわくわく感がすごかった。ハンターハンターGI編の見開きスペルカード紹介ページみたいな「おお~~」っていう感じがありました。

最近聴いている(聴いていた)曲 2018年春

My Hair is Bad や米津玄師なんかは常に聴いているので、それ以外で、最近よく聴いていた曲のメモ書きです。むすびズムが解散してからライブに行くこともなくなり(月1で行くか行かないかくらいです)やっぱライブハウスより美術館だなーって感じなのですが、それでもYouTubeで音楽は聴いてます。

 

ちなみに2017年秋の記事

やっぱりこういう記事、定期的に書いていきたいですね。2017年秋の曲紹介をいま見たらめちゃめちゃ懐かしかった。つい数か月前のことなのに2~3年前くらいに感じる。

 

 

 

『リッケンバッカー』MV - リーガルリリーwww.youtube.com

これほんと聴きこんでました。ガチの名曲ですね。現状「リッケンバッカー」だけの一発屋って感じのバンドだと思いますけど、YouTube再生数300万近いのはすごい。この前カラオケでは歌えましたが、あまりライブ活動していないらしくライブへ行ったことは無いです。というかライブがあったとしても、再生数100万超えクラスになるともうチケットとれないですよね。

 

 

 

まねきケチャ『あたしの残りぜんぶあげる』(Complete Edition)

東京ドームシティのライブで聴いてめちゃめちゃ感動してしまった曲。帰ったあとYouTubeで調べたらまだ発売されていない新曲で、最近ようやくYouTube公開されました。たぶんこの新曲は日本武道館などのメジャーな舞台へ出ていく中でアイドルという枠を越えるための処女性との決別という意味合いがある曲だと思われますが、普通に名曲すぎて聴いてしまう。あと「どうでもいいや」という曲も、ライブで歌声に感動して泣きそうになってしまいました。歌のうまさに感動して泣くってなかなか無いですけど。まねきの金髪の人ほんとすごい。

 

 

 

ドラマツルギー - Eve MV www.youtube.com

これも一時期めちゃめちゃ聴いてました。YouTube再生数700万超えなので、本物のメジャーですね。新宿ReNYで単独ライブをするレベルらしく、しかもチケット買おうとしたら余裕の完売で、買えませんでした。カラオケで本物映像で歌えたのですが、この曲カラオケで歌うと早口すぎてつらかった。

 

 

 

edda 不老不死 MUSIC VIDEO www.youtube.com

最初「チクタク」という曲をめちゃめちゃ聴いていて、ちょうど渋谷でライブがあったので行ってきたら、この「不老不死」がすごい名曲でした。ライブのあとYouTubeでひたすら聴きこんでしまった。今度カラオケに行く機会があったら歌いたい。ちなみにライブは3バンドくらいの対バン形式で、入場料1,000円+1ドリンク600円で入場料の1,000円は最後まで居たら返ってくるという仕組みのものでした。つまりドリンク代だけ。狭いライブハウスで、それでも余裕あってなかなか快適に見れる感じでした。また渋谷とか近場でライブがあったら行ってもいいな。

 

他にもYouTubeで聴いていた曲は無数にあるのですが、「めちゃめちゃ聴きこんでいた」レベルになるとこんなものだと思います。

YouTubeで本当に切実に思うのは、右の方に表示される関連動画の質をあげてほしいということです。同じのばっか出る。同ジャンル内のさらに狭いエリアだけで回してる感じ。世の中に何百万くらいバンドがあるのか知りませんけどとても全部は聴いていけないので、私に合うバンドをもうちょっと広くYouTubeに教えてほしい。AIはやく進化してくれーって切実に思います。知らないで聴き逃してる良いバンドって絶対いっぱいありますよね。まぁそれも縁ってことでしょうがないのかもしれませんけど。

アクアパーク品川「SAKURA AQUARIUM」

アクアパーク品川品川プリンスホテルの水族館)のSAKURA AQUARIUMへ、行ってきました。

 

SAKURA AQUARIUM

http://www.aqua-park.jp/special/sakuraaquarium2018/

 

アソビシステムのもしもしにっぽんで紹介されていて、ずっとめちゃめちゃ行きたかったのですが、私も確定申告時期だったりしてなかなか予定が合わず…。今回、新幹線で広島から帰ってくる日に品川で降りてそのまま見に行くというハードスケジュールで、ついに行くことができました。

 

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桜のカフェ。めちゃめちゃ雰囲気良かったです。オリジナルのカクテルやフローズンビールなどがありました。

テーブルが水槽になっていて、上からも横からも覗ける構造。

 

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クラゲのエリア。全面が鏡になっている部屋で、部屋全体が青色になったり赤色になったり、なかなかのファンタジー空間でした。

 

↑1階が桜の特設コーナー「SAKURA AQUARIUM」で、

↓2階に上がると常設展(ここだけ入ることも可能ぽい?)みたいな。

 

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サメの大きさがすごかったです。インパクトありましたね。

あと、魚たちの量の多さと、カラフルさも、すごい。以前私が海で何回か釣りをしたときはこんな色鮮やかな魚は1匹も居なかったのですけど、どこに生息しているのですかね。それとも見世物だから飼育員さんが定期的にメイクとかしてるのだろうか。それか馬や農作物みたいに配合を繰り返しているのかな。

個々の魚の色鮮やかさも、一つの水槽内の全体的な色合いのバランスも、どれもすばらしかったです。

 

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トンネル型の水槽。大きなエイが泳いでいました。真上を魚が泳いでいくというわくわく感は、おもしろかったですね。

 

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最後にイルカのショーを見てきました。15分くらいのショーでしたけど、2匹同時にジャンプしたり順番にジャンプしたり、立ち泳ぎをしたり高速で泳ぎまわったり、人を背中に乗せてぐるーっと一周泳いだり、想像以上にプロフェッショナルでした。感動できました。終わったあと近くの子供が「もう1回見る~」と言っていて微笑ましかった。これは確かにもう1回くらい見たくなるすごさがありましたね。

 

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おまけ。そのあとアトレ品川4階の牡蠣料理のレストランで食事してきました。生牡蠣も牡蠣フライも、ワインも全部おいしかった。アトレ品川4階とても雰囲気良かったので、今度は他の店にも行ってみたいですね。そして食事のあと21時くらいに3階のブルーボトルコーヒーへ行ったら席が空いていてカウンターに座れてしまいました。昼間は常に満席なのに、さすがに平日夜21時くらいの時間帯になるとカウンター席もテーブル席も座れるみたいですね。