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青春新書『「生前贈与」そのやり方では損をする』感想

税理士法人レガシィ『「生前贈与」そのやり方では損をする』青春新書 2023年4月刊

 

 

贈与税相続税が大きく改正されたことに対する解説本。生前贈与が7年前まで加算されるようになったり、精算課税贈与が使いやすくなったり。とても大きな改正がありましたね。つい最近はタワーマンション相続税の計算方法が見直されることが正式に決まったようですし、贈与税相続税ってほんとに毎年改正されてますよね。

この手の本は本屋で見かけたらとりあえず買っています。勉強のために。といっても内容はすべて知っているのですけど。他の本ですでに読んでいたり税理士向けの研修などで勉強済みだったり。とは言え何か1つくらいは得るものがあるかなぁと思っていつも買っています。

贈与税の生前贈与の改正については私もだいぶ前から質問されていました。どうなるんですか?と。何年も前から生前贈与の加算が10年になるとか5年になるとかそういう話が出ていましたね。ようやく正式に決まったなぁという気持ちでした。

死亡前の7年間分が加算されるということは、過去7年間分の通帳コピーなどを確認しないといけないわけで、相続税の申告のときの資料が多くなりますね。ちょっと前に小規模宅地の特例が改正されて過去3年~4年分の確定申告書を用意しないといけないケースが出てきたときも資料が増えて大変になるなぁと思いましたけど、今回の改正もなかなか大変になりそうです。税理士からすると仕事が増えれば報酬も高くとれるので良いといえば良いのかもしれませんけど、相続税の申告がどんどんボリュームが増えて大変になっていっている印象です。

相続は毎年どんどん新しい仕事が来るので、これからも毎年勉強をがんばっていきたいですね。相続税の計算だけでなくて、生前の対策や、相続人の間でどうやって話し合っていけばいいかなども、勉強していきたいです。がんばっていこう。