読んだ本の感想など

電車の中やカフェで読んだ本の感想などを。

幻冬舎新書『思考中毒になる!』感想

齋藤孝『思考中毒になる!』幻冬舎新書 2020年7月刊

 

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最近は寝る前に小説よりも新書を読んでいます。単なる周期のようなもので、たぶんそのうちまた小説を読むようになると思います。

この作者の本は他にも読んだことがあったと思います。見覚えのある名前でした。

内容に納得感があって、読みやすくて、良い本でした。常に頭を使って考えるのが大事というのは、本当にその通りだなぁと思います。内容とてもわかりみが深かったです。新しいアイディアにしても仕事のクオリティにしても、思考するということはとても大事だと思います。常に自分のこととして考えるというのも、私もなるべくそうしようと意識しています。税理士会の講演なんかでも最後の質疑応答タイムの質問を用意しながら聞いていたりします。下っ端なので自分が質問することはあまり無いのですけど、誰も手を挙げなかった場合の保険として、用意しておいています。そういう心構えというか、行動って、やっぱり先輩方から好かれますよね。自分で言いますけど重宝されています。あとは例えばレストランでウエイター・ウエイトレスの方が皿を運んできたときに食材の説明をしてくれるときも、ガチで集中してすべて暗記しています。必ずそのあと何だったっけと話題になるので、〇〇って言ってましたねと返答できるようにしています。頭がいいと思ってもらえるんじゃないかなーと期待して。

作中では手書きがおすすめされていましたけど、それだけは私はやっていませんでした。手書き、いいのかな~。仕事のメモでもすべてWordかメモ帳ですね。

アイディアを出し合うというのも、すごい良さそうだなぁと思いました。うちの事務所も社員が増えたらそういう空気を作りたいなぁと思います。一人事務所で仕事しているとそういうことができないので、寂しいというか、あせりを感じます。1人では思いつかないようなアイディアがほしいですね。成長のために。

乃木神社、日枝神社へ行ってきました

乃木坂の乃木神社、赤坂の日枝神社へ夫婦で行ってきました。

乃木会館でおこなわれた着物教室のイベントに、私は付き添いに近い形で一緒に参加してきました。妻は着物で、私はスーツで。参加者のみなさんが着物姿で、とても華やかな空間でした。こんなに着物姿の人たちが一堂に会することはなかなか無いのではないかと思いました。※写真無しです。

そのイベントのあと、乃木神社日枝神社へ寄って帰ってきました。

 

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ということで乃木神社の中の宝物殿。こういう宝物殿って開放されていて自由に入れるのが良いですね。神社ってすごいなと思います。

ちなみに乃木神社の風景写真的なものは撮り忘れていました。というか人が多くって撮りづらかったですね。ここは乃木坂46の聖地らしくって、乃木坂ファンっぽい男女がすごい多かったです。参拝目的じゃなくて神社自体が目的っぽい感じというか。

実は最近私も乃木坂46の曲をYoutubeAmazon musicで覚えていまして。乃木坂ファンの人と一緒にカラオケに行くために。だいぶカラオケで歌えるようになっているのですけど、普通に良いですね乃木坂。レベル高いなぁと思います。そういう意味で、私にとっても乃木神社聖地巡礼感がありました。

 

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乃木神社の入り口近くの手洗い場? 子どもは風船をどうぞというシステムになっていました。カラフルで、映えがすごかったです。乃木神社すごいかっこよくて、行けて良かったですね。

 

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そして赤坂の日枝神社です。赤坂のど真ん中にめちゃめちゃ大きな敷地で神社があるってすごいですよね。しかもエスカレーターで行けるという。すごい。

 

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エスカレーターで上に登ってからの風景。ちょっと隠れてますけどすぐ右奥にTBSが見えました。ホテルニューオータニなんかも歩ける距離でした。このあたりの雰囲気めちゃめちゃ良かったです。

 

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日枝神社。広さがすごかったです。

全然関係ないですけど最近みんなお賽銭のときに二礼二拍手一礼するようになりましたよね。正式には何でも良いらしいのですけど、あまりにもみんな同じようにやっているので私もつい二礼二拍手一礼してしまっています。自分だけしないのもなぁと思って。こうやって新しいマナー(?)が生まれてくるのだなぁという感じですね。20~30年後にはまた自由にお賽銭するようになっているかもしれませんけど。

 

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日枝神社はこの裏口側の坂道がめちゃめちゃかっこいいですね。ここはもしかしたら日枝神社ではなく山王稲荷神社ということになるのですかね、いまいちわかりませんでしたけど。

 

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この雰囲気はすごいテンション上がりました。乃木神社日枝神社ともにめちゃめちゃ良かったです。行けて良かった。

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=0NvzptbZ5l0

ちょっと前にこのYoutubeを見てから日枝神社にすごい行きたかったのですよね。かなり聖地巡礼感がありました。Youtubeで見た景色だ…!みたいな。

そういえば16時くらいに行ったのですけど宝物殿や御朱印が15時までで終わっていて、そこはちょっと残念でした。また別の機会に行ってみたいですね。今回は車で行ったのですけど、車じゃなくて電車で行って赤坂でお酒飲んで帰ってきても楽しいかも。

なかなか神社って普段行かないのですけど、結構いいものだなと思いました。色んな神社へ行ってみたいですね~。

朝井リョウ『世にも奇妙な君物語』ネタバレ感想

朝井リョウ『世にも奇妙な君物語』講談社文庫 2018年11月刊

 

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※小説の感想はすべてネタバレで書いていこうと思います。

 

2018年11月の本だったみたいですが、最近買いました。どこの本屋で買ったかあまり覚えていないのですが、たぶん小田急線経堂駅の本屋だったかなと思います。平積みになっている中から選んでますので、この作者の新刊と思って買いました。本屋あるあるですね。めっちゃ古い本でびっくりしました。

世にも奇妙な物語」というドラマがすごい昔にありましたよね。それがベースになっている小説らしいのですけど、私が学生のころのドラマなのでだいぶ前のドラマだと思います。「世にも奇妙な」という言い回し自体、10年以上ぶりに聞いた気がします。もう内容は覚えていないのですけど結構おもしろいドラマだった思い出があります。現代社会+ファンタジー要素という感じの。

ここからネタバレで語りますけど、この小説がドラマの「世にも~」に近いのかどうか、ドラマの方を覚えていなくてまったくわかりませんでした。なので単純に一つの小説として読みましたけど、なかなかおもしろかったです。各話にミステリ的なオチがあって。最後の5話目がファンタジー要素有りの話でしたね。それまでの各話の登場人物が役者として出てくるというのはめちゃめちゃおもしろかったです。かなりわくわくする展開でした。しかも脇役で、見返さないと思い出せないキャラもいたりして。1~4話までもかなり非現実的な展開の話でしたので、作中作みたいに役者が出てくる展開についても納得感はありました。5話の世界観に素直に入れました。

どの話も最後のオチが予想付かないものばかりで、おもしろかったです。ハッピーエンドではない感じもちょっと珍しくて良かったですね。小説って、ハッピーエンドじゃない小説の場合はハッピーエンドじゃないことに対して理由が必要になってくると思うのですけど、5話の作中作な展開が一つの理由説明みたいになっていて、うまい構成だなぁと思いました。

各話のオチが唐突で予想外なものが多くて、最後の5話の脇役が主役にという展開も唐突で、5話のオチも唐突で、なかなかすごい小説だったと思います。たぶんドラマの「世にも~」がこういう感じのドラマだったのかなと思いました。だから許される展開だったのかな、と。ちょっとドラマ版の方も見てみたくなりましたけど古い作品を見てもテンションは上がらないので、現代の感覚でリメイクされたものとか現代の感覚で作られた続編とかがあれば見てみたいなと思いました。