読んだ本の感想など

電車の中やカフェで読んだ本の感想などを。

東京タワー&東京プリンスホテル「ブッフェダイニング ポルト」

GWに東京タワーへ行ってきたときの写真です。

東京タワーなんて子供のとき以来だったのですが、下のフロアのお土産&カフェコーナーも、上の展望フロアの景色も、想像してた以上に楽しめました。そして想像してた以上に混んでいた。GWなので、東京タワーに限らず街も電車もどこも混んでいましたけど。

 

TOKYO TOWER CITY LIGHT FANTASIA ~夜桜バージョン~

https://www.tokyotower.co.jp/event/illumination/city-light-fantasia-yozakura/index.html

 

ちなみに↑のライトアップ目的で行ってきました。夜19時~とのことだったので18時くらいに到着するように。チケット購入は5分~10分くらい並びましたけど、下のフロアのカフェも座席は空いていてエレベーターもすぐ乗れて、そこは良かったです。しかし上のフロアに着いたら、窓際がずらーーっと人であふれていて、人と人の隙間から外を眺めるみたいな感じになってました。びっくりしましたね…さすがGW。それでも、2フロアあって1つ下の階へ降りると、窓際もある程度空いていて外を眺められる感じでした。

ちなみに上の方の展望フロアは中間の展望フロアと最上階の展望フロアの2種類あるらしく、最上階の方はツアー形式で出発時間が決まっていて別チケットを購入して登れる仕組みでした。そのチケットが当日は売り切れで、今回は最上階へは行けませんでした。

↓ここから写真です 

 

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 赤羽橋の駅から歩いて10分くらいでした。地下鉄の駅から外に出て東京タワーが見えたときは、やっぱりわくわくする感じがありましたね。

 

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ここから東京タワー展望台からの夜景の写真。これは新宿方向らしいです。北西方向? いまいちどの建物がどれだとかわからないのですよね。都庁とかパークハイアットタワーとか見えればわかりやすいのですけど

 

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これは北&北東の方向で、右奥の方にうっすらと見える棒がスカイツリーです。スカイツリーもいつか登ってみたいですね。一度も行ったことないです。下のソラマチで買い物したりご飯食べたりしたことは何度かありますけど。

 

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これは南側、下を向いて撮影した写真。真ん中の光ってる交差点が赤羽橋交差点ですね。ここの地下鉄駅から東京タワーまで歩いて10分くらい。左側の緑は芝公園で、公園の中にあるプリンスパークタワーホテルがちらっと見えます。ここの上の階のレストランからの東京タワーの景色も美しかった。

 

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ここからライトアップの写真です。19時から始まった夜桜ファンタジアという演出。ガラスに桜がひらひらーっと落ちてくる演出で、これはとても良かったです。ファンタジー感がめちゃめちゃありました。後ろに夜景が見渡せてガラスには桜という。ここはやはりみんな写真を撮っていて、ガラスの方には近づけない感じでした。

 

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ガラスの上の方を撮った写真。下の方は人だらけなので…。

でもこの演出は本当にすばらしかったです。東京タワーに来たかいがあったなぁと思いました。夜景だけでも美しくて東京タワー良かったですけど、この夜桜ファンタジアのおかげでなおさら良かった。

 

そのあとは下のフロアのお土産コーナーで買い物をして(東京タワー関連のお菓子だけでものすごい種類があって驚きました)、食事へ行きました。時間が読めなかったので予約無しで来ていて、夜ご飯食べる場所があるかどうかかなり不安だったのですけど、ちょうど東京プリンスホテルの看板があって、ここでいいやと。高いところ行けばどこか1テーブルくらい空いてるだろうぐらいの気持ちで向かったのですけど、ビュッフェスタイルのリーズナブルなところが普通に空いてました。というか半分以上席が空いていた。予約無しでも全然余裕でしたね。ほんと意外でしたけど。

 

東京プリンスホテル  ブッフェダイニング ポルト

http://www.princehotels.co.jp/tokyo/restaurant/porto/

 

ちなみに↑このお店でした。意外なくらい空いていて、料理を取りに行くときもゆっくり選べて、アルコールを注文するときも近くに常に店員さんがいて、最高でした。結果的に、最高のタイミングで最高のお店に入れた。

 

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これは最初の乾杯のスパークリングワインですね。あとは、スペイン料理のフェア中だったらしく、スペイン料理がずらっと並んでいました。 トルティージャ(かたいオムレツ)、ガスパチョ(トマトスープ)などなど。どれもおいしかったですね。

 

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これはイベリコ豚を岩塩で焼いたものと、ローストビーフですね。この豚が超絶おいしかったです。目の前でガスバーナーみたいなものでゴーーっと焼いてもらえて。あまりにもおいしかったのでもう1回注文してしまいましたし。

 

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この寿司と天ぷらもそれぞれ目の前で職人さんが作ってくれるスタイルで、とても贅沢でした。味も最高においしかった。 天ぷらもおいしすぎて2回食べてしまいましたね。

 

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最後はコーヒーとデザート。デザートも当然いっぱいあって、いつもこういうとき満腹すぎてデザートは食べられないのですけど、今回はかなり気を使ってがんばりました。デザート用に残しておいた。このいちごのショートケーキが超絶おいしかったですね。最後はもう本当に限界を超えて食べた感じで、満足感がすごかったです。 

こういうホテルレストランのビュッフェって大好きで、都内の全ホテルを制覇したいくらいなのですけど、全然行く機会がないのがほんと悲しいですね。東京プリンスホテルも本当に最高でした。

 

あと、こういうホテルレストランで食事をすると、こういうところに気軽に来れるようにもっともっと仕事がんばっていこうってすごい思いますよね。

ホテルでいうと、ホテルのスイートルーム泊まってみた系の動画を見るのもめっちゃ好きです。こういうところ泊まりたいなぁって思って、仕事がんばろう欲が沸いてくる。

例えば↓こういう。

www.youtube.com

スカイピース 「【ディズニー】一泊20万円!!夢のミラコスタを紹介します」

こういうホテル紹介動画、他のYoutuberの人のもめちゃめちゃ見るのですけど、やはりスカイピースは別格でキャラが良くて楽しいです。

春畑行成『僕が殺された未来』ネタバレ感想

春畑行成『僕が殺された未来』宝島社文庫 2017年8月刊

 

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※小説の感想はすべてネタバレ有りで書いていこうと思います。

(この感想はネタバレあまり無いかもしれません)

 

このミステリーがすごい大賞?という賞の中の作品らしいです。大賞は取っていないけど良かったので出版されたという経緯の小説らしい。全然知らない作者の知らない作品だったのですけど、読みやすくて結末が気になってすいすい読めて、おもしろい小説でした。寝る前に読んで2日で読み切りました。一気読みできる小説だと思います。ただ、これが大賞を取らなかったというのは、とてもよくわかります。私が子供のころから今現在まで、漫画や小説で何度も何度も見てきたストーリーそのままって感じの小説でした。未来からやってきた人に「このままではあなたは〇〇になります」と言われてそれを回避しようとがんばる系の物語。一つの定番と言えるストーリータイプだと思います。でもその中では、この小説は完成度の高い方だと思います。たぶん20~30年前だったら普通に大賞だった。読んでいておもしろかったし。

読み終わったあと、この表紙を見て、この小説の色々な要素が詰め込まれたすばらしい表紙だなぁと思いました。前を向く主人公と切ない感じのハナという構図もイメージ通りですし、作中に登場したものが勢ぞろいしてる表紙って感じで。火星のカービィも読んでいて想像した通りの外見でした。

主人公もヒロインも未来人のハナもとても好感が持てるキャラクターで、終わり方も良い小説でした。特にハナの切ない感じが、この小説のとても良いところだったと思います。

下村敦史『闇に香る嘘』ネタバレ感想

下村敦史『闇に香る嘘』講談社文庫 2016年8月

 

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※小説の感想はすべてネタバレ有りで書いていこうと思います。

 

これもTwitterで3~4個一気におすすめしてもらったうちの一つ。本当にありがたいです。何年か前の小説らしいですけど、吉祥寺パルコブックセンターでは平積みで売られていました。真っ黒表紙のインパクトがすごかった。

主人公が盲目というものすごい設定の小説だったのですけど、元々は見えていて40歳を過ぎてから病気で盲目になったというパターンなので、まだいくらか共感しやすかったです。盲目の人の過ごし方というか、行動の仕方がとても丁寧に描写されていて、そこもとても良かったですね。なるほどなるほどと思いながら読めました。描写が丁寧なのでリアル感がすごかったです。

兄はストーリー的に言って偽物なのだろうなーと思いながら読んでいたのですが、そうなると孫娘へ移植できる人がいなくなってしまうので孫娘がもう助からないことになってしまうんじゃ…という絶望感ある物語展開で、はらはらしながら読めました。兄がやっぱり本物でしたというオチだとしても、孫娘は助かるかもしれませんけどそれはそれで物語的にどうなのか…とも思いましたし。

ネタバレで語ります。

まさかここまで綺麗におさまるオチが待っているとは思いませんでした。まさかこんなハッピーエンドで終われるとは。予想外すぎて、おもしろかったです。作中の疑問点も最後に一気にすべて解決しましたし。読んでる途中はヒ素の小瓶とかどういうオチになるのかまったく予想がつかなかったです。

中盤の「おまえのあにはひとをころした」あたりもかなりわくわく感ありましたし、中盤~終盤とずっとおもしろい良作だと思います。あと、最後参考文献が5~6ページくらいずらーっと並んでいるのすごかったですね。読んでいて描写や世界観に説得力がありましたし、この参考文献の多さも納得でした。