小西マサテル『名探偵のままでいて』宝島社文庫 2024年4月刊
※小説の感想はすべてネタバレ有りで書いていこうと思います。
※読み返したらそんなネタバレしていませんでしたけど一応。
大賞ということで購入してみました。全然知らない作者の小説でしたけど、なかなかおもしろかったです。寝る前に少しずつ読み進めて、一週間くらいで読破しました。子供が産まれてから漫画ばかり読んでいる気がしますが、小説は小説で良いですね。
病気のおじいさんが謎を解いていくという設定が新鮮でした。短編集みたいな構成でしたけど、二転くらいする謎解きが多くて、どの話も良かったです。ひどい殺人事件かと思ったら少し希望があるオチだったという短編が続いて、読後感が良かったですね。雰囲気の良いストーリーだったと思います。
あとがきで色んなミステリのネタが散りばめられているという解説がありましたけど、まったくわからなかったです。有名どころのミステリはどれも子どものころに読んだことがあるはずですけど、さすがに内容を忘れているようです。
仕事もかなり暇な時期に入ってきましたので、またのんびり小説も読んでいきたいですね。
