読んだ本の感想など

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SB新書『「節税」の超裏ワザ』感想

根本和彦『「節税」の超・裏ワザ』SB新書 2021年11月刊

 

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吉祥寺アトレの2階の本屋で購入しました。税金関係の新書も、本屋で見かけたらとりあえず買って読んでます。この本は税務署側の視点で税務調査について色々と語られている本で、なかなかおもしろかったです。

税務調査、この本でも語られていましたけど去年と今年はコロナのせいで全然なかったですね。うちの事務所でも3~5年間隔で税務調査があったところがまったくなかったりしています。もうコロナも終わりそうですし来年からは通常通りになるのですかね。

経費について書かれている部分は、結構踏み込んだ内容だなぁと思いました。自宅兼事務所なら8割経費にできる、とか。私も個人事業主で今は自宅兼事務所ですけど、5割しか経費にしていないですね。ちなみにマイクロ法人で社会保険料の節約とかも一切していないです。特にポリシーがあるわけでもなく、なんとなく国に納めておこうって感じです。杉並税務署にも杉並区役所にもいつもお世話になっていますし、そこから仕事増えたりもしていますし、稼いだ分の何割かを杉並区に返すのも妥当かなって感じに思ってます。

経費はグレーゾーンという内容についても、税理士的にも同感というか、確定申告の仕事をしていて経費について悩むことは正直あります。この本では「ストーリー」という言葉が使われていましたけど、まさにそういう感じで、理由を聞いて判断したりしていますね。個人的には何かAI的な判断基準で機械的に決まってくれた方がすっきりするのですけど。そういう経費判断的な仕事はAIにまかせて、どうやって売上を伸ばしていくか一緒に考えていくみたいな仕事をいっぱいしていきたいなぁと、ぼんやり思っています。ただ、そういう分野についてはプロではないので実際はなかなか難しいですね。税理士&ファイナンシャルプランナーの私がプロと言えるのは税金やお金についてくらいです。

最近はまた読書時間をいっぱい取れるようになって嬉しいです。年が明けたら忙しくなりそうなので、今のうちにいっぱい色んな本を読んで勉強しておこうと思います。