読んだ本の感想など

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中公新書『得する会社員 損する会社員』感想

川部紀子『得する会社員 損する会社員』中公新書 2021年8月刊

 

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吉祥寺駅ビルのアトレ2階の本屋で購入しました。これはわかりやすくて良い本でした。

給与明細の読み方、社会保険株式投資確定拠出年金や積立NISAなどなど、網羅的に説明された内容でした。仕組みを解説するという感じで、とても読みやすい本でした。

表紙とタイトルを見ると、会社員の人向けの本だったみたいですね。本屋で買ったときも読んでいる途中もそこまで意識していませんでした。

ちなみに私は税理士なので、当然というか、この本に書かれている内容はすべて知っていました。というかこの本に書かれている内容のような話を人にするのが私の仕事というか。でも、だからこそ、本屋でこういうジャンルの本を見つけると、とりあえず手に取ってしまいます。今までの人生で何十冊もこの手の本を読んできたと思いますけど、たぶん今後も見かけたら買ってしまうと思います。プロからみても何かしら学びはありますし。例えばこの本では、お薦めするしないなどのバイアスをかけずに仕組みだけを解説するときの言い回しがとてもうまくて参考になるなと思いましたし、説明していく順番なんかもなるほどと思いながら読めて勉強になりました。色々と読んできた中でも、この本はとてもわかりやすくて良い本だったと思います。

ちなみにこの作者の方はファイナンシャルプランナー&社労士という職業の方のようですが、私もファイナンシャルプランナーの資格は取得しているのですよね。税理士という肩書でしか仕事していないですけど。なんか久しぶりに思い出しました。でも、もしかしたら年会費とかを払わないとファイナンシャルプランナーを名乗れないとかそういう仕組みだったかもしれません。年会費払ったことないかも。まぁそれはいいですね。

お金のことや税金のことについては、多くの人にとって知らない部分が多い話だろうと思います。そのための専門家だと思っています。お金や税金のことで誰かに相談しようと思ったときに私のような税理士が選択肢に入ればいいなぁという風に思っています。ちなみに税理士の利点は100%味方になれることです。営業したりも無いですし100%得になるように仕事していけるのが良いところです。こういう本をいっぱい読んで、良い伝え方、わかりやすい話し方を常に勉強していきたいですね。