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歌田年『紙鑑定士の事件ファイル』ネタバレ感想

歌田年『紙鑑定士の事件ファイル』宝島社文庫 2021年2月刊

 

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※小説の感想はネタバレ有りで書いていこうと思います。

 

これは1ヶ月以上前に読んだ小説でした。いそがしい時期に少しずつ読んでいって読破して、そのままこの小説についてのブログの更新を忘れていました。とても前に読み終えた本なので感想も忘れかけているのですけど、思い出せる範囲で簡単に記録しておきます。

帯に大賞受賞作と書いてあって買ったのだと思いますけど、大賞だけあって、めちゃめちゃおもしろかったです。読んでいてわくわく感がありました。

実際の地名がかなりリアルに出てくるので、読んでいてとてもイメージが沸きました。グーグルマップやストリートビューから情報を集めて真相に近づいていく感じもちょっとリアル感があって、わくわくしました。

ストーリーも、少しずつ事件の真相が判明していく感じで、最初から最後まで楽しかったです。主人公の思考回路というかキャラクターも好感持てる感じで、良かったです。引きこもりの土生井というキャラクター設定も、おもしろかったですね。

この作者はこれがデビュー作らしいですけど、2作目3作目が出たら絶対買おうと思います。