読んだ本の感想など

電車の中やカフェで読んだ本の感想などを。

SB新書『伝え方の作法』感想

池上彰 佐藤優『伝え方の作法』SB新書 2021年3月刊

 

f:id:seoma:20210530003056j:plain

 

対談形式の本でした。普段まったく読まない形態の本でしたけど、試しに手に取ってみました。ちなみにこの対談の2人とも、名前は知っているけど…という感じです。1~2世代前の人だからかな。Youtubeでも見かけない気がします。この人たちのテレビ番組とかも見たこと無いので、どういう仕事をしている方なのかよく知りませんでした。この本で初めて知りましたけど、元新聞記者の方と元外交官の方だったのですね。

対談形式の本って中身が薄い気がして敬遠していたのですけど、それなりに得るものはあったかなと思いました。内容が薄いのは間違いないと思いますけど。さらさら読めました。

コミュニケーション全般について、2人が語り合っている内容の本でした。相手に話すときでも相手の話を聞くときでも、色々な作法がありますよね。納得感のある話も多かったです。

おもしろかったのが、事情が変わったので約束を破るときに「約束はしたが、約束を守ることは約束していない」という言い回しがあるという話です。約束したときと今では考えが変わったときとか、約束を守ろうとしたけど物理的にきつかったときとかの言い訳としてこういう言い回しもあるらしい。なるほどおもしろいなぁと思いました。

色んなコミュニケーション作法について具体例を挙げて話されている本なので、読みやすい本でした。さらさら読めました。