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知念実希人『仮面病棟』ネタバレ感想

知念実希人『仮面病棟』実業之日本社文庫 2014年12月刊

 

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※小説の感想はすべてネタバレ有りで書いていこうと思います。

 

最近めちゃめちゃこの作者の小説を読んでいます。仕事が落ち着いてきて、あとまだ何件か大きな案件が控えていますけど、ひとまずは来ている仕事を一通りこなせている状態で、読書時間をいっぱい取れるようになりました。読書は楽しいですね。小説だけで10冊くらい買ってますけど、ビジネス書もかなり買い込んでいるので、順番に読んでいこうと思います。

というわけで、仮面病棟。本屋で平積みにされてるのを見かけてましたけど、かなり古い本だったみたいですね。本屋がほぼ閉まっているのでAmazonで買ってますけど。帯を見ると映画化かドラマ化されていたみたいですね。全然知りませんでした。新型コロナウィルスの影響で映画館も閉まっていて、次に映画館で映画を見れるのはいつになるのかなぁという感じですよね…。本屋も、吉祥寺の本屋はキラリナ、アトレ、コピスと商業ビルの中にあるのですべて閉まっていますし。Amazonで我慢するしかないですね。まぁ私はパンがなければケーキを食べられるタイプの人間なので、問題ないです。何でもおっけーです。

以下、ネタバレで語ります。

ピエロと愛美が仲間というのは割と素直にわかりました。愛美が殺しているのだろうということも。主人公と仲良くなる感じが唐突すぎましたし。でも入院患者の中の一人というオチは予想外でおもしろかったです。そのまま退院して逃げ切るという。

ちょっとこの作者の他の作品と比べると普通な感じがしましたけど、それでもおもしろかったです。さらさらっと読めましたし。この作者の小説はどれもエンターテイメントって感じで、寝る前に読むのにちょうどいい気がします。他にはもう買っていないですけど、作品数は多いみたいなので、おもしろそうなものがあったら読んでみたいなと思います。

エンターテイメント系の小説ばかり読んでいるとビジネス書を読みたくなるし、ビジネス書ばかり読んでいるとエンターテイメント系の小説を読みたくなる。

一番好きなのは頭を使う系のミステリなのですけど、もうだいたい読んできた気がします。なので、どんどん新作が世の中に出てきてほしい。井上真偽の新作が早く読みたいなー。