読んだ本の感想など

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「バチェラージャパン シーズン4」最終話エピソード10まで感想

「バチェラージャパン シーズン4」最終話エピソード10まで感想

 

Amazon.co.jp: バチェラー・ジャパン シーズン4を観る | Prime Video

 

バチェラー シーズン4、最終話まですべて見終わりました。正直エピソード9までは、うーーんという感じでしたけど、エピソード10の最後の座談会の回まで見たら、最終的にはちょっと感動できました。

今回もバチェロレッテのときと同じく夫婦でお酒を飲みながらあれこれ語り合いながらの視聴でした。楽しかったですね。

 

※バチェラー4、最終話まですべてネタバレで語ります。

 

今回のバチェラー4、正直バチェロレッテと比べると話の内容が薄い感じがしました。印象に残るエピソードが少ないまま終盤まで進んでしまったというか。参加女性陣のこともあまりよくわからないまま進んでいく(そしてよくわからないまま落とされていく)という感じがありました。女性陣については、座談会を見ても特別に印象に残る感じが無かったというか。医者の人はもっと尺があればおもしろそうなキャラクターと思いましたけど。Amazonの編集のせいかな。たぶん他の人たちも実際はおもしろいキャラクターだったりするのだろうとは思います。

今回の内容が薄く感じたのは、やっぱりバチェラーのコウコウさんのキャラクターですよね。男子大学生みたいなノリで飲んで酔っ払ってキスしてフラれて。こんなバチェラーは見たくなかった的な。ずっと浮気の言い訳みたいな会話を女性陣としてたエピソードとかありましたもんね。最後3人になったときも藤原さんが本命ぽかったですけどフラれて薔薇を渡せないという展開で、悲しい展開でしたね。バチェラーが選ぶ側なのに。残った2人の誰に薔薇を渡しても微妙というか、気まずいというか、この人にフラれたからこの人へ行ったみたいになるんじゃないか…と。

秋倉さんは、友達枠というのがずっと微妙に思ってました。そもそも友達枠って要るのかな?というか。それなら合コンでいいじゃんというか。まさか最後まで残るとは思わなかったですね。なんか序盤のうちは「よく一緒に飲む仲間内の1人」くらいの近しい感じというような紹介のされ方だったと思うのですけど、終盤になると「4年前に1回会ったけどそれ以来会ってない2人」みたいな関係で紹介されていて、あれ?って感じがありました。そんな関係なら「ハオハオ~」なんて言わなくない?って思いましたけど…。なんか今回のバチェラー4はAmazonの編集パワーを感じるところが多かった気がします。藤原さんとか序盤はモブキャラで中盤以降は元彼の話しかしない人みたいになってましたし。キャラクターとしての魅力が0すぎる…。家族仲も良くなさそう(まぁ普通の母娘なのかな)でしたし。さすがにAmazonの編集のせいな気がします。

最後の2人に残った休井さん、めちゃめちゃかわいかったですけど、こんなあざとかわいい系の人を最後に選べないですよね。そういう系の人が好みなのか?って周りから思われちゃいますもんね。ビジネス的にまずい。ほんとに結婚するなら別に良いかもしれませんけど。

でもコウコウさんは、終盤で女性陣の実家へ行ったときの振る舞いは、とてもスマートでかっこよかったと思います。きちんとビジネスモードに切り替わっていて、お父さんお母さんたちとの会話も気配りがあってうまくて、濃い時間ができあがっていたと感じました。インタビュアーとしてお父さんお母さんのエピソードもきちんと引き出して、仕事のできるビジネスマンって感じがしましたね。エピソード1からこの濃さでやってほしかったというか。ビジネスのときはスマートだけど、かわいい女子たちを前にするとデレデレしてキャバクラに来てるおっさんみたいになっちゃうということなのだろうか。

エピソード9で杉ちゃん&ローズくんが出演したのはちょっとわくわくしました。シャンパンを思いっきりこぼしてたのは笑った。なんか、バチェラー4が薄いといっても、バチェロレッテの杉ちゃんがすごすぎただけかもしれないですね。杉ちゃんが濃すぎた。

あとは、バチェラーという番組もだいぶ年数を重ねてきたので参加女性陣もどういう番組なのか理解して参加しているのでスマートに積極的に行動していて、その結果として内容が薄くなってしまっているというのもあるのかなと思いました。バチェラー1や2のときは参加女性陣も手探りというか、普段何もしなくてもモテてきた人がどう振る舞えばいいかわからなくて変な行動を取ってしまうみたいなことが多かったと思いますけど、もうそういうシーンは少なくなってますよね。普通にスマートに自分のことが(視聴者にも)アピールできるように振る舞えるようになってきたというか。パンを焼いてきたり手紙を渡したりって、すごいスマートですけど番組としては薄いですよね。

とはいえバチェラー5にもバチェロレッテ2にも、めちゃめちゃ期待してます。楽しみですね。

「バチェラージャパン シーズン4」エピソード3まで感想

「バチェラージャパン シーズン4」 エピソード3まで感想

 

 Amazon.co.jp: バチェラー・ジャパン シーズン4を観る | Prime Video

 

今年もバチェラーが始まりましたね。楽しみにしていました。今回はバチェロレッテに出演していたコウコウさんがバチェラーということで、また期待できそうだなと思っていました。初週で公開されたエピソード3まで一気に見ましたので、感想を書いておきます。

 

※エピソード3まで、ネタバレ有りで書いていくことになると思います。

 

まず、コウコウさんのあごひげに対して、ん??って感じになりました。雰囲気変わってない?と。ちょっとチャラい印象というか。それで、エピソード3まで見た結果の印象としては、本当にものすごくチャラいなと。これは大丈夫なのだろうかレベルでチャラかったというか。コウコウさんのイメージが下がって終わるんじゃないか…と不安になるレベルでした。チャラいを通り越してデレデレしてるようなシーンも結構見かけましたし。なんかパーティのときにリアルで酔ってるんじゃないかという顔もしてましたし。Amazonはパーティのときに中身だけノンアルコールに替えたりしないでガチのアルコールを置いてるのですね。まぁその方がリアルにはなるのでしょうけど。

コウコウさんが誰本命なのか、いまいち読めないですね。参加者の中のバチェロレッテの萌子さんぽい雰囲気の人たちはエピソード3までで全員落とされてましたけど。まぁ萌子さん的な女子が好みではないのだろうなとはバチェロレッテ当時から思ってましたけど。

なんか今回は友達の人とかが出てきているのが不思議な感じというか、友達枠は特に要らないんじゃないかという感じがしますけど…。たまたまそうなった感じなのかな。

Amazonの編集のせいかもしれませんけど、みんな微妙に性格の悪い感じというか、仲の悪い感じというか、バチェロレッテのときとは違う空気感があるように見えますね。バチェロレッテでは参加者同士は仲が良さそうな感じでしたけど…。序盤だからかな。これから残っていく人たちの中では友情とかも出てくるのかな。過去のバチェラー出演の女性陣は今も仲良くしてる人たちとか普通にいそうですし。

個人的には、金髪枠の人たちがさくっと落とされて、インフルエンサーの赤髪の人しか派手髪の人が残っていないのがちょっと残念です。でも参加者の人たち、みんなかわいくてモテそうな感じですね。特に1人ずつのインタビューのシーンは全員美人に見えます。パン屋の休井さんとか安定して残りそうなあざとかわいさですね。あと、何の職業か忘れましたけど藤原さんという人が1人だけ超絶美人なのに使われてるシーンが全然なくって不思議でした。Amazonが使いたくなるような発言が全然なかったということのかな。

今までのパターンですとファーストローズの人が最後の方まで残っていくという感じだったと思いますけど、今回のファーストローズの青山さんは終盤まで残っていくのかどうか謎ですね。エピソード3で最後にローズをもらっていましたけど、ファーストローズの人を早めに落としてしまうと一貫性がなくて仕事できない男だと思われてしまうから残しただけという感じもしました。そういう意味で、エピソード3でキスした2人も、すぐ落とすことは無さそう。とはいえ、赤髪の人を最終盤まで残しても仕事ができない人だと思われてしまうか、あるいはアート系の人と思われるので、コウコウさんどうするでしょうね。そういえばバチェラー3のバチェラーやバチェロレッテの萌子さんは興味ない人に対して露骨に興味ない態度を出したりしてましたけど、コウコウさんはそういうことは無さそうですね。ビジネスとしてニコニコできそう。

今回、前作の参加者の人が出てきているのがおもしろかったですね。途中参加なのは謎でしたけど韓国のイさんとか、コウコウさんと合いそうな気はしました。あとは、医者の人とかも合いそうな気はしましたけど、でもどういう人が残っていくのか、現時点ではほんとわからないですね。積極的でかわいい系の人たちが残っていくのですかね。バチェロレッテ萌子さんと真逆な感じの。

エピソードが進んでいった方がはらはらどきどきで楽しくなりますし、来週以降が楽しみですね。ちょっとコウコウさんのチャラさが不安ではありますけど…。コウコウさんの評価が下がって番組に対するテンションが下がってしまいそうなのがちょっとこわい。

伊藤朱里『きみはだれかのどうでもいい人』ネタバレ感想

伊藤朱里『きみはだれかのどうでもいい人』小学館文庫 2021年9月刊

 

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※小説の感想はすべてネタバレ有りで書いていこうと思います。

 

品川駅の本屋の文庫新刊コーナーで平積みしてあって、購入しました。新幹線の中で何か小説を読もうと思って。広島への行きと帰りの新幹線の中で読破しました。そしていま新幹線の中でノートPCでブログ更新しています。新幹線すいていてとても快適ですね。

この作者の小説は初めて読みましたけど、めちゃめちゃおもしろかったです。というか、文庫化されているのはこの1冊だけなのですね。数か月前に初めての文庫が出た作家ということのようです。おもしろかったから他の小説も買おうと思って調べたら、他に無かった。

職場の人間関係で傷ついたり傷つけたり、そもそも自分の人生の中での家族の悩みなどもあったり、そういう内容の小説でした。4人の視点から順番に語られていく形式でしたが、結構あるあるな話が多くて共感できたり、人間関係で傷つくネタはやっぱり緊張感があって、はらはらどきどきしながら読み進めていく感じでした。4人の視点で語られていくので、この人から見たらこう見えるみたいなのもおもしろかったです。

私は男性なので女性間の立ち振る舞いあるあるなエピソード部分とかはそこまで深くは共感できなかったり、台詞回しがテレビドラマっぽい感じというか大げさというかリアル感無い部分などで共感しづらいところもありました。こんな人いるかな?という感じで。でも、心理描写に説得力はあって、この人の立場ならこう思うだろうと納得しながら読めました。なので、4人それぞれの立場に応援というか、そういう意味で共感しながら読んでいくことができました。

だんだん真相がわかっていく感じというか、須藤さんを4人がそれぞれ傷つけていたのだということがわかっていく感じも、おもしろかったです。倉庫の鍵をなくしたという話から、昔そこに閉じ込められた人がいて、実は現在の須藤さんもちょっと閉じ込められていたということが判明していって、このあたりミステリっぽかったですね。

第四章のForget, but never forgiveというタイトルの意味が複数の方向から解消されていく感じも、とても良かったと思います。色々な意味で複雑というか、この人からはこう見えるみたいなのがどんどん折り重なっていく感じが、良かったですね。読んでいてうまいなぁと思いました。

この作者の他の作品も読んでいきたいですね。文庫化されているのはこの作品だけっぽいのが残念です。これからの作品にも期待ですね。追いかけていこうと思います。