読んだ本の感想など

電車の中やカフェで読んだ本の感想などを。

映画「えんとつ町のプペル」感想

映画「えんとつ町のプペル」公式サイト

https://poupelle.com/

 

吉祥寺プラザでみてきました。なんと自由席で、真ん中の方の席しか空いてなかったら嫌だなぁと思いながら見に行ったのですけど、10人くらいしか客がいなくて、席を選び放題でした。とても快適に見ることができました。

ちなみに作者のキングコング西野という人はYoutubeでしか知らないです。Youtubeでアップされている音声動画をたまに仕事中に聞いたりしています。音声動画って仕事中に流すのに最適ですよね。

この映画えんとつ町のプペルという作品はYoutubeでとてもよく宣伝を見かけるという印象でした。なんかビジネス系Youtuberの界隈で盛り上がっていた作品なのですかね。仕事中に見ているYoutubeで結構話題に出てきていた印象でした。作者の西野さんも色んなチャンネルに出てインタビューに答えたりしているのをよく見かけました。むかし日本中から叩かれてその経験をもとに映画作品を作りました、と。しかし私はその叩かれたというのをまったく知らないのですよね。どういうことで炎上して叩かれたのかもまったく知らないです。たぶん私が税理士試験の勉強とオンラインゲームしかしてなかった時代の出来事なのだろうと思います。

この映画の宣伝の雰囲気や作者インタビューなどを見ていてめちゃめちゃ思ったのが、内輪向けの作品なのだろうなということでした。オンラインサロンの仲間たちと作り上げました的な。この映像は〇〇さんが作ってくれて、この宣伝は〇〇さんがしてくれて、みたいな感じで仲間うちの人たちで盛り上がってます的な。ということで、私はオンラインサロンのメンバーでもないですし作者のファンでもないですし、そんな人間が見ても100%完全には楽しめない作品なのだろうなとは思っていました。

という流れで見てきたわけですが、結構泣けました。父と息子みたいなシーンはやっぱりいいですね。プペルが「父ちゃんなんだろ?」というシーンと、最後の船の上で父親の腕で「がんばれ…がんばれ…」というシーン、この2ヵ所で泣けました。あと、映像がとても良かったです。序盤のトロッコのシーンの迫力すごかったです。あと、目線に合わせて映像がぐるんぐるん動くシーンが多くて臨場感がすごかったです。

星を見るというストーリーについては、正直あまりぴんと来ませんでした。星を見たらどうなるのかとわくわくしながら見ていたら星を見ただけで終わった、みたいな感じでした。ストーリーがめちゃめちゃ弱い映画だったと思います。薄いというか。台詞回しとかになんだか昭和っぽさを感じましたし、2021年の現代の作品って感じがしなかったですね。

序盤の突然カボチャヘッドたちが踊り出すシーンは良かったです。おお~なにが始まるんだろうと思いました。結局オシャレのためだけのシーンでしたけど、ああいう演出は嫌いじゃないです。全体的にオシャレ映画っぽさがすごかったですね。ストーリーよりも映像や演出重視というか。ストーリーの深掘りが一切なかったり、場面がぽんぽん飛んだり、挿入歌がすごい多かったり。でも映像のためだけでも見る価値はあったなとは思いました。