読んだ本の感想など

電車の中やカフェで読んだ本の感想などを。

『利益を生むサービス思考』感想

宮崎辰『利益を生むサービス思考』光文社新書 2019年1月刊

 

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出たばかりの新刊ですね。吉祥寺駅ビルの本屋の新書コーナーで、新刊の棚に並んでいるのを見て買いました。いま写真を撮って初めて気づいたのですが、表紙に作者(?)の顔写真がどーんと載っていたのですね。この表紙を先に見ていたら買ってなかったかもしれない。棚から取って中身をぱらぱら見ただけでレジでカバーをかけてもらっていたので、まったく気づきませんでした。

まぁ作者の顔はいいとして、本の内容は、さらさらっと読めて共感できる部分も多くて、いい本でした。文体も読みやすかったです。

いいサービスとはどういうものかということについて語られた本でした。色々と納得できたり共感できたりする内容が多かったです。相手の立場にたって、相手が不快にならないように、喜んでもらえるように、そういう行動をするのが大事だという話とか。いつも同じサービスではお客さまは飽きてしまうので期待値を常に上回るのが大事だという話とか。あとは、いいサービスを提供するにはいい環境を用意していい教育をおこなうのが大事だという話とか。サービスは技術なので、努力して習得していくことも、教育によって人に習得させていくことも可能だということですね。

基本は気配りというか、相手の気持ちを思いやって行動することが大事ですよね。この本はレストラン業の話でしたけど、例えば税理士業でも基本は一緒ですし、おそらくサービス業だけじゃなくて色んな業種でそうなのだろうと思います。相手に喜んでもらえるようにと、相手の気持ちを考えて行動することができたら、それだけでクオリティ高い仕事になる。私は相手のことを好きになるのであとは自動的に相手のための仕事になるのですけど、色んな技術があると思います。

私も将来的には税理士法人にして人も雇っていきたいと思っていますけど、やはりこの本の内容の通り、情報をシェアしてマニュアル化していくことが大事なのだろうなと思っています。というか従業員教育や会社の社風についてはめちゃめちゃ思うところがあって、もう私の世代で死滅させたいビジネスマナーとかビジネス風習とかありまくるのですけど、まぁそういう話はまた別の機会に。というかまずは自分の会社で実現させていきたいです。