読んだ本の感想など

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映画『カメラを止めるな』感想

映画『カメラを止めるな』公式サイト

http://kametome.net/index.html

 

ものすごく評判になっていたのでずっと観に行きたかったのですが、なかなか時間が合わなくって、昨日ようやく観に行けました。吉祥寺のオデオンで観たのですが、もう毎回満席のようで、昨日の20時の回も満席でした。それで、一人で観に行ったのですけど、隣の座席の人の体臭(?)がめちゃめちゃ臭くって、ガチな話かなりの地獄でした。満席の映画館でこうなるともう地獄ですね本当に。前も新宿の映画館で周りの加齢臭がひどくて死にそうになったことがあったのですよね。座席が空いていたら移動すればいい話なのですけど満席だとそういう行動もできなくて。もうこれが映画館の最大の欠点ですよね。昨日は最後まで我慢しながら見続けたのですけど、こういうときは我慢しないで席を立って、一番後ろとかで立って観る方がいいのかなーとは思いました。かなり理不尽というか臭い方が席を立つべきだろうとは思いますけど、満足度を考えたらそれがマシなのかなー。そもそも満席になるような映画館へ観に行くのが間違いと言えるのかもしれませんけど、吉祥寺なんてどこで何をしてもこのレベルですからね…。あと、おそらく映画ファンの人って、なんていうか、身なりに気を使わない系の人が一定数いるのだろうなぁと思います。人と触れ合う娯楽じゃないですもんね。スクリーンの向こう側をただ眺めるだけっていう。

まぁまぁ。そんなわけで映画館は地獄でしたけど映画はめちゃめちゃおもしろかったです。

ネタバレで語ります。

序盤のワンカットのゾンビシーンは、ずっと同じカメラで撮り続けてるのがすごいなーと思いながら観ていました。まったく場面が切り替わらないのがすごいなーと。そこが話題になったのかなぁと思いながら観ていました。この映画が話題になりまくってるのは知っていましたけど内容は一切知らなったのですよね。

ゾンビシーンが終わってスタッフロールが流れたとき、そこで映画終わりなのかなと思って、おもしろかったから2時間あっという間だったなーと思いました。まさかそこから先がめちゃめちゃ長いとは思わなかった。でも、このゾンビのシーンも、女優の本気の表情を撮りたくてゾンビの真似事をしたら女優が本気になって人を殺してしまったというのは、なかなかおもしろいオチだったとは思います。というよりやっぱりこれをワンカットで撮影したのがすごいなぁという感じがありました。

中盤の日常シーンは、正直だるかったです。さすがに冗長を感じながら観ていました。そのときは最後のおまけシーンみたいなものと思って観ていたので、おまけ長いなぁまだ終わらないのか…と。

終盤の撮影舞台裏シーンは、めちゃめちゃ神でした。まさか最後にこんな笑える映画になるとは思いませんでした。全シーンが最高に笑えました。正直いま思い返しても笑えるという。これはすごいですね。まじでこの舞台裏のシーンはすべてが笑えました。趣味の話で場をつないでるシーンから、「カメラは止めない」の台詞でカメラ目線と突っ込まれるシーンも、ウンコのシーンも、カメラマン変わった?のシーンも、斧を拾うシーンも、最後の組体操シーンも。本当に全部笑えましたね。まさかこんなものすごいギャグ映画だったとは。ゾンビシーンで違和感あった部分がワンカット撮りだったせいではなくすべて伏線だったとは…という衝撃がありました。

今まで観た映画の中で一番笑えたかもしれない、ぐらいに笑えたと思います。映画館でも周りからものすごい笑い声が沸き起こってましたね。もう1回観に行きたいくらいです。たぶんもう1回観に行ってもまた笑えるだろうと思います。