読んだ本の感想とか

電車の中やカフェで読んだ本の感想などを。

読書感想

『消費大陸アジア』感想

川端基夫『消費大陸アジア』ちくま新書 2017年9月刊 日本発の飲食や小売がアジアでどう受け入れられているか(受け入れられていないか)についての本。具体例を挙げてこれはこういう理由で中国でヒットした、などと書かれた内容の本でした。 知らない話ばか…

『スロウハイツの神様』ネタバレ感想

辻村深月『スロウハイツの神様』(上下巻)講談社文庫2010年1月刊 ※小説の感想はすべてネタバレ有りで書いていこうと思います。 ちょっと前に「辻村深月好き」「辻村深月いい」みたいな話を2人から別々に聞いたりしまして、へー読んでみようかなーと思ったの…

『ジェノサイド』ネタバレ感想

高野和明『ジェノサイド』(上下巻)角川文庫 2013年12月刊 ※小説の感想はすべてネタバレ有りで書いていこうと思います 一気読みの小説と聞いて買ってみました。名前だけは知っている小説でしたが、初めて読みました。たぶんタイトルとかあらすじとかでなん…

『縮小ニッポンの衝撃』感想

NHKスペシャル取材班『縮小ニッポンの衝撃』講談社現代新書 2017年7月刊 NHKの本ということはNHKのテレビ番組で放映された内容の書籍化ということなのでしょうか。あまりその辺の事情は知らず、本屋で平積みになっているのを見かけて購入しました。文章わか…

『罪の余白』ネタバレ感想

芦沢央『罪の余白』角川文庫 2015年4月刊 ※小説の感想はすべてネタバレ有りで書いていこうと思います。 渋谷マークシティのエクセルシオールカフェで読破。飲み会の帰りにコーヒーを飲みたくなって一人でカフェに入って、途中まで読んでいたこの本を開いて、…

『NO推理、NO探偵?』ネタバレ感想

柾木政宗『NO推理、NO探偵?』講談社 2017年9月刊 ※小説の感想はすべてネタバレ有りで書いていこうと思います。 twitterで存在を知っておもしろそうだったので吉祥寺アトレ2階のブックファーストで購入。3~4日くらいかけて読み終えました。最終話はめちゃめ…

『今だけのあの子』ネタバレ感想

芦沢央『今だけのあの子』創元推理文庫 2017年4月刊 ※小説の感想はすべてネタバレ有りで書いていこうと思います 『悪いものが、来ませんように』がめちゃめちゃおもしろかったので、同じ作者の別の本も買ってみました。この『今だけのあの子』は5つのミステ…

『悪いものが、来ませんように』ネタバレ感想

芦沢央『悪いものが、来ませんように』角川文庫 2016年8月刊 ※小説の感想はすべてネタバレ有りで書いていこうと思います 「おもしろいらしい」とおすすめされて買ってみた小説。広島行きの新幹線の中で半分読み、残りは広島で読破しました。全体的にめちゃめ…

『ハンターハンター』370話まで感想・サイレントマジョリティーは誰の念能力なのか

『ハンターハンター』370話まで(少年ジャンプ連載分)のネタバレ感想です。 今週分370話でちょうど単行本1冊分になり、来週からの休載が発表されてしまいました。ジャンプ巻末コメントによると年内に復活する予定らしいですが…。 この王位継承編、過去最高…

『ユリゴコロ』ネタバレ感想

沼田まほかる『ユリゴコロ』双葉文庫 2014年1月刊 ※小説の感想はすべてネタバレ有りで書いていこうと思います 今どこの本屋でも平積みにされている小説。ちょっと古い作品のようですが、来月(2017年9月)に映画化されるらしいです。「最初から最後まで失速…

『殺人鬼フジコの衝動』ネタバレ感想

真柴幸子『殺人鬼フジコの衝動』徳間文庫 2011年5月刊 ※小説の感想はすべてネタバレ有りで書いていこうと思います。 名前だけはずっと前から知っていましたけど、この前おすすめ?されて初めて読みました。3日くらいで読破でした。 序盤~中盤は藤子の貧乏物…

『保育園問題』感想

前田正子『保育園問題』中公新書 2017年4月刊 今の日本の保育園関連の色々な問題について、網羅的に書かれた本。わかりやすくて良い本でした。この分野に関しては何とかしないと国がやばいレベルの問題が山積みですよね。関連する働き方問題とか未婚非婚問題…

『完璧な家』ネタバレ感想

B.A.パリス『完璧な家』ハーパーBOOKS 2017年3月刊 (どうがんばっても画像が上下逆で表示されてしまって笑う) ※小説の感想はすべてネタバレ有りで書いていこうと思います 「全英100万部のベストセラー」と帯には書いてありますね。イギリスの小説の翻訳版…

『あなたは嘘を見抜けない』ネタバレ感想

菅原和也『あなたは嘘を見抜けない』講談社文庫 2017年7月刊 ※小説の感想はすべてネタバレ有りで書いていこうと思います。 帯には「廃島を舞台に嘘つきたちの騙し合い」とありますけど、別にそういうストーリーでは無かったですね。騙し合いなんてまったく描…

『浪費図鑑』感想

劇団雌猫『浪費図鑑』小学館 2017年8月刊 いつも品川駅から新幹線に乗るときに品川駅構内の本屋で本を買っています。漫画のことが多いですけど、今日は入り口新刊コーナーの一番目立つ位置にどーんと置かれていたこの本『逃避図鑑』を購入してみました。新幹…

『彼女はもどらない』ネタバレ感想

降田天『彼女はもどらない』宝島社文庫 2017年7月刊 ※小説の感想はすべてネタバレ有りで書いていこうと思います。 この作者の前作の『女王はかえらない』がおもしろかったので、本屋の新刊コーナーで見つけてすぐ購入しました。それを昨日読破。 正直、序盤…

『木漏れ日に泳ぐ魚』ネタバレ感想

恩田陸『木漏れ日に泳ぐ魚』文春文庫 2010年10月刊 ※小説の感想はすべてネタバレ有りで書いていこうと思います。 直木賞?と本屋大賞?という賞をとったとかで、ついこの前まで本屋でひたすら推されていた恩田陸という作家の本。私は一冊も読んだことありま…

『雪の鉄樹』ネタバレ感想

遠田潤子『雪の鉄樹』光文社文庫 2016年4月刊 ※小説の感想はすべてネタバレ有りで書いていこうと思います。 2017年おすすめ文庫1位らしいーと教えてもらって購入。本の帯にもでっかく「第1位」と書いてありますね。私はこういう風に1位とか大賞とか紹介され…

『ブラック奨学金』感想

今野晴貴『ブラック奨学金』文春新書 2017年6月刊 『ブラック企業』の人の新刊。 この人の本はたぶん出てる本すべて買っています。文章も読みやすくてわかりやすい。今は同じテーマの本を見かけるようになりましたけど、『ブラック企業』当時はこの問題はweb…

『探偵が早すぎる (下)』ネタバレ感想

井上真偽『探偵が早すぎる (下)』講談社文庫 2017年7月刊 ※小説の感想はすべてネタバレ有りで書いていこうと思います。 twitterのプロモーションで上巻の方の存在を知って購入したらおもしろく、この作者の前作の『その可能性はすでに考えた』『聖女の毒杯』…

『22年目の告白』(小説版)ネタバレ感想

浜田倫太郎『22年目の告白』講談社文庫 2017年4月刊 ※小説の感想はすべてネタバレ有りで書いていこうと思います。 電車の中で読んでいて「えっ」て声でたとおすすめされて購入してみたのですが、2017年6月に公開された映画の小説版という位置づけの小説でし…

『究極の純愛小説を、君に』ネタバレ感想

浦賀和弘『究極の純愛小説を、君に』徳間文庫 2015年6月刊 ※小説の感想はすべてネタバレ有りで書いていこうと思います。 最近twitterで紹介されていて興味を持って購入。 手にとったとき、まずその分厚さにびっくりでした。 この作者の本は完全に初めてだっ…

ネタバレ感想『この闇と光』服部まゆみ

『この闇と光』服部まゆみ 著 角川文庫 2001年8月刊 ※ネタバレ感想を含みます 吉祥寺駅ビルのキラリナ7階本屋で購入。平積みコーナーに置いてあったので最近の本だと思って購入したのですが、なんと15年も前の作品だったようです。レジ前エリアでしたからね…

『ブラックバイト』

『ブラックバイト』今野晴貴 著 岩波新書 2016年4月刊 「ブラック企業」の人の新刊でした。 ブラック労働の中の大学生アルバイトの事例に特化した内容の本です。今の大学生って、過去最高に真面目で明るくてコミュ力高い世代だと思います。それを変な環境で…

『もう親を捨てるしかない』

『もう親を捨てるしかない』島田裕巳 著 幻冬舎新書 2016年5月刊 現代日本って老人天国ですよね。いや老人地獄というべきなのかな。老人にしがみつかれて溺死しかけてる。 この本はそんなマクロ視点の話ではなく、もっと一個人として親の介護などをどうすべ…

『数学的決断の技術』

『数学的決断の技術』小島寛之 著 朝日新書 2013年12月刊 自分の決断にクセがあるという話がまず興味深かったです。例えば自分がAという基準で物事を決断する人間だとして、他にもBやCという基準があるという知識を持っておけば、物事を決断するときの選択の…