読んだ本の感想など

電車の中やカフェで読んだ本の感想などを。

「バチェラー・ジャパン シーズン2」感想(最終回までネタバレ)

Amazon prime ビデオ「バチェラー・ジャパン シーズン2」

https://www.amazon.co.jp/dp/B07888JZZP/

 

ついに最終回でした。

シーズン2を軽い気持ちで見始めたらとてもはまってしまって、そのままシーズン1まで全部見てしまいました。シーズン1の放映時からリアルタイムで見ておけばよかった~と思うぐらい、ほんとに一気にはまってしまいました。めちゃめちゃおもしろかったですね。次のシーズン3がはやくも待ち遠しいです。今とってもバチェラーロスです。

シーズン2最終回は、見る前は、最後に残った2人ともそれほど推してなかったしな~くらいの感覚だったのですけど、終わってみればとても良い最終回だったと思います。ハッピーエンド感があって、感動できました。

シーズン1を見てからすごい思ったのですが、シーズン2はシーズン1の反省を活かしてというか、シーズン1を踏まえてレベルアップさせてきた感がとてもありましたね。まず、シーズン1はバチェラーが120%仕事でやってますって感じでふるまっていたのが、シーズン2は能動的というか情緒的なタイプのバチェラーになっていて。シーズン1はバチェラーが脇役で女性陣が主役って感じがありましたけど、シーズン2はバチェラーが主役といってもいいくらいの物語だったと思います。最終回のあとのトークスペシャルで最後にローズを渡す瞬間も迷ったと言っていましたけどそれもちょとリアル感があったくらい。ワンチャン本気で言ってそうなノリがありましたね。自分が倉田さんの立場だったらこんな言われたら嫌だなぁとは思いましたけど、バチェラーと倉田さんの間には親愛の気持ちが生まれてる感じがありましたし、これくらい言える関係ってことなのしれませんね。とてもいいですね。

あとは、序盤からガンガン派手な展開にしていたのも、シーズン1からの良い改良点だなーと思いました。2話でいきなりヘリデート&花火という。もうここ最終回でもいいんじゃと言われてたシーンですね。いきなりこの盛り上がりはすごかった。というか私はシーズン2から見始めて、この辺りで一気にはまった感はありました。テレビでもYoutubeでもガンガンお金使う派手なやつって好きですね。見ててやっぱりテンション上がります。

あとは、シーズン2は、参加女性陣の実家訪問の回、女性陣の両親がみなさん「もし選んでもらえるなら…」という立ち位置だったのがほっとしたというか、良かったですよね。シーズン1は女性陣の両親が「君が娘の結婚相手か~」くらいのノリだったのが見てて痛々しすぎたというかひどすぎた。なんだかバチェラーがだましてるみたいな構図になってしまっていて、あそこでバチェラーに対する好感度が下がりましたし。シーズン2は女性陣の両親がきちんと「ワンチャンあるかな~」くらいのノリで接してる感じだったので、安心して見ていられました。

あとは中盤のツーオンワンのデートの回も、シーズン1は「別にどちらが残されても…」って感じの二人でしたけど、シーズン2はここでこのどちらかが脱落って早すぎるだろう~って感じだったり。私の推しの問題かもしれませんが…。

もうバチェラーにはまりすぎてるので参加者の女性陣に対して一人一人思うところを語っていくくらいのことは可能なのですけど、とりあえず、まずは1話から最終10話まで時系列順に感想を書いていこうと思います。

まず1話、初めましての会話くらいじゃ視聴者視点では何もわからないですし、誰がローズをもらえるかという部分もまったく盛り上がらず、ビジュアルで選んでるのかなーくらいの感想でした。実際そうなんじゃないですかね。もしかしたら所属事務所の力関係とかで「この人は1話では落とさないように」とかがあったのかもしれませんが(Amazonはそういうしがらみ無さそうですけども…。)

2話のヘリコプターで東京湾を眺めるというデートは見ていてめちゃめちゃテンション上がりました。Amazonすごいな~って。prime ビデオの作品にここまでお金かけるってすごいな~と。まだまだこんなものじゃなかったのが本当にすごいところでしたけど。ここ最終話でもいいくらい綺麗に進行していたのも、ちょっとわくわく感がありましたね。

3話はあずあずさんとのスカイツリー貸し切りデートの回。バラをもらったあずあずさんのうざさが最高におもしろかったですね。キスについて「1回じゃないだけにしとこう」と言うシーンはほんと名シーンだったと思います。個人的にはこのあたりからもうビジュアル的には圧倒的に桃田さん推しだったと思います。でも桃田さんトークできない感じだったので最後までは残らないかもなぁとはどこかで思ってました。あとは、岡田さんの「どういうつもりで私にキスをして他の子ともキスしたのか聞いてみたいなと思ってます」みたいな発言で、この人は途中で落ちる人なのだろうなぁと思いましたよね。どういうつもりってもちろんバチェラーをがんばるつもりだと思いますけど。岡田さんもその辺わかってての発言なのだろうとは思いますけど、このあたりで、台本じゃなくて参加女性陣がある程度自由に考えてふるまえているのかなと思うようになりました。このバチェラーで最後の方まで残ろうと思ったら福良さんみたいな行動をするのが基本じゃないですか。積極的に全肯定、みたいな。男性が女性を落とすときの行動みたいな感じで。でも参加女性陣でそういうふるまいをしている人って少なくって、だからリアル感がありましたね。女性陣全員が「バチェラーは童貞じゃないから今さら基本戦略は通用しない、だからひねりを入れていこう」みたいな戦略だったのかもしれませんけども。男性が美人な女性を落とすときの行動みたいな感じで?

もうなんか長すぎるのでここまででいいのですけど、福良さんで言うと「好感度高いけど最後は選ばれないのだろうなぁ」という感じがとてもありましたよね。バチェラーもワンチャン今後の自分のビジネス人生の好感度を上げるために終盤まで残してた感ありますし。最後に選ぶつもりはなかったでしょう。逆に最後に福良さんを選んだら仕事のできない人間扱いされて今後の社会人生活に支障をきたしそうですしね。別にモテる女性だとは思いますけど福良さん。

バチェラーについては本当にまだまだ無限に語れるのですけど、今回はここまででー。 

辻堂ゆめ『片想い探偵 追掛日菜子』ネタバレ感想

辻堂ゆめ『片想い探偵 追掛日菜子』幻冬舎文庫 2018年6月刊

 

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※小説の感想はすべてネタバレ有りで書いていこうと思います。

(今回は特にネタバレは無いですが…)

 

『いなくなった私へ』の作者の新作でした。本屋の新刊コーナーで見かけて購入。1~2日くらいでさくっと読み終わりました。『いなくなった私へ』はファンタジーの中に理屈もあって納得感があり、おもしろく読めるミステリーでした。この『片想い探偵~』はがらっと雰囲気が変わって、コメディノリでさくっと読めて、これはこれでおもしろかったです。

最初は、弟視点のプロローグの文章がいきなりとても寒くてきつかったりしましたけど、割とすぐ世界観に入れて、あとは最後までそのまま素直に読めました。かなりギャグ寄りな世界観だと思いますけど、まぁこれはこれでって感じで。未成年が一人で居酒屋に入ってオレンジジュースだけの会計ってなかなかものすごい展開ですけど、第1話からこれだったので、そういうノリの小説なんだって納得しながら読めました。

推し相手が幅広くって、それぞれリアル感があったのが良かったですね。お相撲さんは稽古の見学ですぐ会えるとか、首相はSNSで追いかけられるとか。たしかに…って感じでした。ある意味アイドルより推せるかもですね。妙に納得感があった。

私はむずびズムが解散してしまってから、こういう風に何かを推すこともなくなってしまって、ちょっと悲しいというか…。推しているときって基本幸せですからね。その辺の幸せな感じはとてもうまく描写されていて、主人公にかなり共感しながら読めました。

「バチェラー・ジャパン シーズン1」感想

Amazon prime ビデオ「バチェラー・ジャパン シーズン1」

https://www.amazon.co.jp/dp/B01N6POVWZ

 

シーズン1、多少駆け足で飛ばし飛ばしでしたけど、一気に全部視聴しました。バチェラー2の方にはまってそっちも一気に視聴して、その流れで1の方も…という感じで。ちなみに81momentの人が最後に残ったということは既に知っている状態でした。

ほんとに一気にバチェラーにはまってしまった。

シーズン1はシーズン2と比べると参加者の女性陣が女優さんやモデルさんばかりで、めちゃめちゃ華がありましたね。20代前半くらいの女子が多かったですし。というか最後の方になると20代前半ばかりが残されていて、バチェラー結婚する気あるの…?って感じでしたよね。バチェラーやる気あんの?っていう。最後、バチェラーも蒼川愛さんも、どちらも結婚する気なさそう感がすごかった。番組の趣旨だいじょうぶか…?っていう。

 

今さらですけど完全ネタバレで語ります。2017年の作品ですし。

 

蒼川愛「あのことについて話します」

YouTube 2018年4月18日公開。※2018年7月に動画削除されています

おそらく契約上バチェラーという単語を出せなくてタイトルではぼかしているのですけど、バチェラーについて語った動画。結婚する気はなかったと受け取れる内容。まぁ年齢を考えるとそうですよねっていう。バチェラー久保さんの方も結婚する気なさそうだったのでWINWINと言えるのかもしれませんけど、視聴者的には「趣旨違わん…?」っていう。

でもビジュアルはほんと推せますね。バチェラーのときは後半めちゃ日焼けして真っ黒になっていましたけど、今の色白モデル体型のビジュアルの方が個人的に推せます。しかし81momentって、アイドル系の対バンライブだとだいたい早い時間帯に割り当てられていて、つまり人気度の低いグループってことなのですけど、そんなグループにこんなすごい逸材がいたとは…って驚いてしまいました。

さてさて。

バチェラーの感想ですけど、バチェラーのおもしろいところってほんとに色々ありますけど、まずはやっぱり、通常の(よくある一般的な)恋愛と違って女性から男性へのアプローチなので女性陣が基本的に慣れてなくて変な具合になるという新鮮さですよね。序盤~中盤で積極的にいかない人が落とされていく流れとか、男性視点だとどんなイケメンでも積極的にいかないと彼女はできないって感覚があるのですけど、女性はきっとそういう感覚がなくて、ぼんやりしてる女性陣が多いというか。特にシーズン1ではそうでしたね。日常生活では全然ぼんやりしてても彼氏できるでしょうし結婚もできるでしょうから問題はないのでしょうけど、バチェラーの特殊空間だと弱いという。そして積極的にいっている人も「え~そんなことしちゃう…?」みたいな行動が多くって、そういうところがとてもおもしろい。変な行動をしてないのって最後に残った蒼川愛さんくらいじゃないのかな。テレビでカットされてる部分とかはわかりませんけど。

あとシーズン1の感想として言いたいのは、バチェラー何なの!?ってことですね。終盤になるほどに全員に対して「好きという気持ちになってきた」とかそういうことを言いだして、番組の趣旨として言わされてるのかなーとは思うのですけど、そうだとしてもキモいっす。バチェラーがバチェラーを演じすぎて完全にエロゲーの主人公になってしまっている。エロゲの主人公でもキモいですからね。3Pルートに入るためのシナリオ上の都合で「2人のことがどっちも好きなんだ! ダメかな?」とかいう定番の台詞がありましたけど、別にダメじゃないけどキモいっす。シナリオライター必死だなぁと思っちゃいますよね。このシーズン1のバチェラーに対してもまったく同じ感想を抱いてしまいます。シナリオライター必死だなぁと。バチェラーのガードのかたさというか、失言しないことだけを考えながらしゃべってる感じがもう演技感つよすぎてきつかったですね。「下品だと思った」と言えばいいのに「決して上品ではない…という風に思ってしまって」みたいな言い回しをするところ。必死すぎるでしょ。恋愛してる感がまったくないという。そりゃバチェラー視点で言うと仕事でこの場に来ているわけですから当然なのかもしれませんけど。

すっかりバチェラー・ジャパンにはまってしまったのでいくらでも話せる感じなのですけど、さすがに長すぎるな。言葉も悪くなってきた。

ちなみに私の最推しはもちろん松長ゆり子さんです。「気を引くために泣く以外 泣く理由ってありますか?」ほんと良かった。こういう人めっちゃ好きですね。アウトドア派を求めていた(アウトドア多めだったのは番組の見映えの問題かもしれませんけど)バチェラーにはさくっと落とされてしまいましたね。落とされかけたときのアプローチが泣きながら「私は実は一歩引いて後ろをついていくような女じゃなくて~~」とCOするという謎すぎる感じだったのが逆に普段はめっちゃモテてきたからこういう状況に慣れてないのだろうなぁと想像できて推せました。

バチェラーについてはこの10倍くらい語れそうなのですけどさすがに長すぎるのでここまででー。